刑務所(st_lux/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

犯罪をおかす人は一定数いる。だからこそ再犯防止が重要なワケだが、ときに言葉より現実の光景のほうが、彼らの行動を抑制する場合も。

そんなことを感じさせる、バーチャルユーチューバー懲役太郎が自身のYouTubeチャンネルにアップした動画が注目を集めている。

■懲役太郎とは

懲役太郎は「前科3犯、(称呼番号)893番、懲役太郎です。」というフレーズで人気上昇中のバーチャルユーチューバー。「刑務所に服役中であり、職業訓練の一貫として、ユーチューバー活動をしている」という(設定の)人物だ。

裏社会や反社な人々の生態、刑務所拘置所事情などに詳しいことが特徴で、自身の実体験に基づいていると思われるディープな動画をこれまでに多数アップ。

あおり運転されやすい車の特徴」「反社が教える絶対に自転車を盗難されない方法」「反社流子供を泣き止ませる方法」など、濃い内容のテーマを、独特な質感の声で軽妙に語っている。

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■刑務所に何十年もいるとどうなる?

冒頭、「これから刑務所に行かれる皆さんも『こんなことがあるなら刑務所には行かないように真面目にしなきゃ』と思うほど恐ろしいお話」と、お馴染みの懲役ジョークから話を始めた懲役太郎

「前科3犯」がキャッチコピーの彼だが、「刑務所の中から見たら小僧」であり、10犯15犯、年数にして30年・40年と言ったベテランがたくさんいるという。そして、そうやって刑務所の中に長くいると、年老いて病舎にずっといる人が出てくることに。

ある日、運動の時間に運動場に行ったところ、金網越しの隣の運動場に病舎のおじいさんたちがゾロゾロと出てくる場面に遭遇。すると刑務所の職員が「お前たちもなあ……何回も来るとああなるんだ」「見ておけ」と言い、繰り広げられた光景に目を疑うことに。

■おじいさん同士で盛り合う

おじいさん同士が抱き合って、キスをし始めたというのだ。懲役太郎によると、おじいさんたちは「完全にボケちゃっている」とのことで、お互いの欲望を爆発させていた様子。

当然、懲役太郎も「ダメでしょこれ!」と言ったものの、職員たちは見慣れているのか「ダメって言ったってやめないんだからしょうがないだろ」と諦めていたよう。そして、そんな光景を見て、組丸ごと入居してきた猛者たちも「ええ…」「俺たちの未来こうなっちゃうのか…」と絶句することに。

■まっとうに生きることを誓う人々

どんな言葉より、「悪いことはしちゃいかんな」と思ってしまう今回のエピソード。コメント欄にも驚きの声が相次いだ。

「悪いことはしちゃ駄目ですよ、っていう一言よりもずっと突き刺さる話だった」

「少なくとも刑務所よりギリギリでも普通の生活を真面目に続けたほうが良いとわかる話」

「歯のないボケ爺さんたちが盛り合ってるってこと?」

「そんなの見たら絶対病むでしょ笑」

「ボケるのと人恋しいとのダブルパンチ

「笑ってしまったけど、とても怖いからまともに生きようと思います」

目先のことだけでなく、年老いたときの自分の姿を想像しながら生きるのも、大切なことなのかもしれない。

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(文/しらべぇ編集部・宝田洸太

“前科を重ねた人が刑務所で迎える末路”が話題 「まともに生きよう…」