Screenshot: via Grasshopper

Googleが初心者向けプログラミング学習ツールGrasshopper」のデスクトップ版を公開した。

プログラミング学習ツールは、Googleの社内新規事業創出部門「Area120」から生まれたもので、すでに昨年リリースしたiOS/Android版が好評だ。

Googleアカウントでログインして無料で利用でき、Web開発に必要なスキルを基礎から学べる。

・サクサクとパズルを解いてプログラミング学習

Screenshot: via Grasshopper

スマホアプリとデスクトップ版を展開する学習ツールではMimoなどが有名。こうした一般的な学習ツールでは学習の目的やプログラミング言語が選べるのに対して、Grasshopperはもう少しシンプルな設計だ。まずJavaScriptを基礎から学んでいき、ゆくゆくはHTMLやCSSを含めたWebページの構築スキルがマスターできる。

実は、なにができるか/どんな言語が最適か…といった選択は、人によってプログラミングを学び始める際のハードルになることがあり、何も考えずにツールを開いてパズルを解いていくスタイルは身軽でいい。

隙間時間なんかを利用してサクサク解き進めていき、気づけば習得済み…というのは理想的なプログラミング学習方法。いざ、目的が見つかって新しいプログラミング言語を学ぶ際にも、今回の学習経験と習得知識がおおいに役立つだろう。

・配列からオブジェクト指向までビジュアルで理解

Screenshot: via Grasshopper

学習ツールは、直感的に入力/確認ができるレイアウトになっている。ブロックを選択したり、自身で文字や数字を入力したりでコードを完成させて実行。すると、右側ペインに実行結果が表示される。

最初はチュートリアルで手取り足取り操作手順を教えてくれるほか、パズルを解くヒントなんかも表示してくれてわかりやすい。

基礎セクションでは、変数や配列の理解からIF文やループといった基礎文法の学習に進み、最終的にオブジェクト指向を身につける。ややこしい解説は抜きでビジュアル的なパズルを通して学べるので、苦手意識を覚える隙もないんじゃないか。

今のところ日本語には対応していないようだが、パズルがシンプルなのでおおかた直感的に解き進んでいけそうだ。プログラミングを学ぶきっかけを探している方にはぜひ活用していただきたい。

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