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不妊を宣告された後、奇跡的に授かった娘を愛し大事に育てあげた母。その娘を殺害された上にバラバラに解体されたとして母が怒り狂い、裁判所に赴き犯人と対面。10分間にわたり大声で罵倒した。

■凄惨な殺人事件

2018年のこと、31歳の美しい女性が殺害されバラバラにされるという、凄惨極まりない事件がアメリカで発生した。

女性は男と共に外出後ほどなくして殺害されたとみられ、男はその後に死体をバラバラに。行方をくらました女性を探した結果、女性が暮らしていたアパートの地下室で胴体部分のみ発見されたというが、残る部分は今も見つかっていない。

男はほどなくして逮捕されたものの、どこに残りの部分を遺棄したかは伏せたままで、殺害した動機さえ明かしていない。

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■「お前を八つ裂きにしたい」

その男の裁判がこのほど行われ、母親は娘の写真、そして胴体部分の遺灰を入れた容器をしっかりと持ち裁判所へ。そこで男に対し「娘と同じようにお前をバラバラにしてやりたい」と絶叫。

「お前には息をする資格もない」「刑務所でひどい目に遭えばいい」「娘の命を奪う権利なんてお前にはなかったのに!」とも声を荒げたが、男は激しく責められても表情すら変えず、謝罪するどころか言葉を発することもなかった。

■母の嘆きは深く

この母親は、裁判所で「妊娠はできない体だと宣告された後に授かった大事な命だったのに!」と発言。妊娠が叶ったときにはおおいに喜び、産後は一人娘を大事に育てあげたとも語った。

そんな娘を無残にも殺害され、今は遺灰入りの容器を抱きしめることしかできないとのこと。「それもこれも、お前が私の娘を殺し、解体した上で捨てたからだわ」と母は絶叫した。

■良心のないモンスター

裁判官もこの男につき、「善良な気持ちがない」「モンスターだ」と痛烈に批判。「それゆえに130歳になるまでは仮釈放も認めない」として、100年から200年の実刑がふさわしいと言い渡した。

この判決を聞いた遺族は拍手したというが悲しみが癒えるわけではなく、これからも手掛かりさえないなか女性の頭部や脚など体の部位を懸命に探す日々は続く。事件発生から間もなく1年。ようやく一区切りはついたものの、遺族の苦悩はあまりにも大きい。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

「お前を八つ裂きにしたい」 バラバラ殺人事件、被害者母の10分の糾弾