いよいよ、東武伊勢崎線東武伊勢崎線東武スカイツリーラインとうきょうスカイツリー駅付近連続立体交差事業が動き出す。

同事業は、とうきょうスカイツリー駅付近0.9kmを高架化し、途中で平面交差する桜橋通り(墨田区画街路第10号線)伊勢崎線第2号踏切を解消。さらに現在のとうきょうスカイツリー駅を北千住方に200メートルほど移設・新設するという工事。

工事が完了すると、伊勢崎線の線路で分断されていた南北の街がつながり、安全性や快適性が向上する。

このとうきょうスカイツリー駅付近連続立体交差事業の現場をみてみる。

まず、高架化されて姿を消す伊勢崎線第2号踏切に立つ。

踏切に立って左右をみると、伊勢崎線 浅草方に26パーミルの上り勾配、北千住方に34パーミルの上り勾配がある。

逆にいえば、高架ホーム構造の曳舟駅・とうきょうスカイツリー駅から、伊勢崎線第2号踏切へむけて地上へ下り坂。伊勢崎線第2号踏切が谷間というイメージ

この踏切の谷間を高架の高さでフラットに結ぶように、現状の本線上に高架線をつくっていくのが、この工事。

そして、この新たな高架線をつくるために白羽の矢が立ったのが、上下本線の北側に広がる業平橋電車留置線(5線)スペース

工事ではまず、いまの本線を留置線スペース側へ移す仮線の設置工事が始まる。

12月21日21時ごろから翌日初列車までの間には、とうきょうスカイツリー~曳舟の間で、上下線を北側の仮線へ切り替える。

現在の電留線は、この仮線スペース確保のために2線を仮線に譲る。電留線全体が北側に2線ぶん移動し、北側に新たに2線が設置される格好に。

そして既存本線上に上下線が高架化されて、仮線から再び高架本線へと移ると、次に入出庫線(副本線)や留置線を高架化する。

さらに5線あった電留線は、高架化されて3線になる。留置ボリュームが2線ぶん縮小されるとみられ、従来の留置スケジュールとは違った配置になるかもしれない。

―――とにかく、最近のとうきょうスカイツリー駅周辺の画像をみてみて。

とうきょうスカイツリー駅と曳舟駅の間、伊勢崎線第2号踏切の谷間をどうフラットな高架線にするか、どんな工事が動き出すか、風景がどう変わるか。想像してみて。

写真でみる高架化工事現場

東京スカイツリーの足元から、伊勢崎線第2号踏切をみる。右側2線が上下本線。左側が業平橋電留線。

同じく東京スカイツリーの足元から、浅草方をみる。左側2線が上下本線。右側に電留線にとまる東武200系りょうもうが2本停泊中。本線は26パーミルの上り勾配。

26パーミルの上り勾配の本線に合流する東武100系スペーシア。電留線の入出庫線(副本線)から下り本線を渡って上り本線へ入るシーン

伊勢崎線第2号踏切付近から浅草方を見下ろす。下り電車が26パーミルの下り坂を駆け下りていく。

伊勢崎線第2号踏切付近の北千住方をみると、地下へと入っていく複線の線路。これは、都営浅草線京急線へと続く京成押上線の線路。そのとなりを行くのが東武伊勢崎線東京スカイツリーライン)。このあたりは伊勢崎線第2号踏切から曳舟駅へむけて34パーミルの上り勾配。

伊勢崎線第2号踏切に立つ。東武200系りょうもうが26パーミルの勾配を伝って伊勢崎線第2号踏切に下りてくる。その先には東武300系が停泊する電留線。画面右側のグレーのビルは東武鉄道本社ビル。

伊勢崎線第2号踏切を通過し、34パーミルの上り勾配を駆け上がって曳舟駅へとむかう東武10000系普通列車

伊勢崎線第2号踏切にむけて、34パーミルの下り勾配を下りてくる東武10000系普通列車。踏切を通過すると、26アーミルの上り勾配に転じ、ときょうスカイツリー駅へ。

伊勢崎線第2号踏切を通過し、26パーミルの上り勾配へと転じてとうきょうスカイツリー駅へとむかう東武10000系普通列車。画面右側には業平橋電留線や東武鉄道本社ビルが。

ちなみにこの伊勢崎線第2号踏切のちかくに、北十間川の上に架かる四ツ目通りの橋がある。名前は京成橋。その名のとおり、このあたりには京成電鉄本社が存在していた。いま、京成電鉄本社は、京成八幡駅に直結したビルに移っている。

写真 記事:鉄道チャンネル編集部