自分の娘に手をだし、6人もの子供を産ませた男がいる。さらには娘に産ませた子供まで性的に虐待していたことが明らかになり、様々なケースを扱ってきた裁判官も「これほどひどいケースはそうはない」と話している。
■20年以上に及んだ性的虐待
英国・ウェールズで暮らす男が、自分の娘ふたりを繰り返し強姦。その期間がなんと20年以上という長期に及んでいたこと、また、DNA検査の結果、娘のひとりが産んだ子のうち、少なくとも6人がこの男の子供であることも明らかになった。
また強姦被害で生まれた子供のうちひとりも、「父親」であるはずの男に繰り返し強姦されていたとのこと。あまりにも悪質な事例ではあるが、「被害者の身元が世間に知れ渡ることがないように」との配慮もあって、男の氏名は明かされていない。
関連記事:娘を何度もレイプした父親が無罪に 「司法にも魂を殺された」
■最低な手口も明らかに
娘たちを強姦し、ひとりには多くの子を産ませていたこの男。その手口は「だまし」で、男は霊能者を装い娘たちにメールを送信しては魔術の存在をちらつかせ、心理を巧みに操った上で性交の相手にしていたという。
さらには友人に娘を強姦させその様子を眺めていたこともあったというから、親としての正常な愛は完全に欠けていたようだ。
■「娘が望んだ」と言い放った男
証拠が残っているにもかかわらず「強姦ではない」と主張した男は、娘のひとりが14歳の頃に「性的関係を持った」と証言。
さらに「僕は望んでいなかったというのに関係を続けるよう娘に脅された」などと釈明したほか、「関係が始まったころ、あの子が自分の実子とは知らなかった」とも裁判所で話した。
■裁判官も困惑
裁判官はこのケースにつき「これほどひどい事件は稀」と述べ、おぞましいケースに関わった陪審員らに対しても感謝の気持ちを伝え「必要があればカウンンセリングを受けられるよう手配してあります」と伝えた。
また警察は「勇気を出して被害を明かしてくれた犠牲者に感謝します」「つらい裁判だったでしょうが、これを機に前に進み、新たな人生を築いていただきたい」とコメントしている。
当局も驚く異常な行為を何年も続けたとみられる男には、今月18日にも判決がくだされる。一生娘たちに近づくことがないよう、この男に重い判決がくだるよう願うばかりだ。
・合わせて読みたい→19歳の女がレイプ被害届けも… ウソと判明で容疑者は憔悴
コメント