佐賀空港近くの公園に、ANK(エアーニッポン)のターボプロップ機、「YS-11型機」が展示されています。佐賀空港の開港記念にANKから贈呈された機体ですが、なぜ公園に展示されているのでしょうか。

佐賀空港の到着1番機はANK

佐賀空港から徒歩圏内の「佐賀空港公園」に、ANK(エアーニッポンANAグループで、2012年ANAと合併)のYS-11型機が保存してあります。

YS-11型機は、戦後初の国産ターボプロップ機として、182機が製造されました。かつてはANKのほか、JAS(日本エアシステムJALと統合)やJALグループのJAC(日本エアコミューター)、JTA日本トランスオーシャン航空)などが運航。戦後初の国産旅客機ということもあって、退役後に博物館などで保管されているケースが見られます。

佐賀空港公園の展示機(機番:JA8733)は、YS-11型の製造100機目にあたるメモリアル機。1998(平成10)年4月の対馬発福岡行きをもって、退役した機体です。

この機体は、その後しばらくして佐賀空港1998年7月に開港したのち、その記念にANKからの寄贈されたもの。開港からまもない8月4日に、同機の最終飛行として佐賀空港へやって来たものだそうです。

なお現在は、空港公園に展示されているこのYS-11型展示機ですが、開港から現在の場所に展示されていたわけではなかったようです。

佐賀空港事務所によると、展示機は開港からしばらくは、空港内の貨物エリアで保存されていたとのこと。同空港の貨物エリア拡張に伴って、展示機を空港公園内に移設。2010(平成22)年3月28日から、現在の場所で一般公開を始めています。

佐賀空港公園内のANK「YS-11型機」展示機。後ろには遊具(2019年10月、乗りものニュース編集部撮影)。