人間は家族や友人などの、社会的なつがなりで成り立っている。しかしつながりが希薄になりつつある現代では孤独を感じやすく、「失うものがない」と思っている人もいるだろう。
■4人に1人は「失うものがない」
しらべぇ編集部では全国10〜60代の男女1,653名を対象に、「自分の環境について」の調査を実施。
「自分には失うものがない」と答えた人は、全体で24.9%だった。
関連記事:自分の時間が奪われる?独身者が結婚に抱いている不安とは
■独身者は守るべきものがないと考えて
既婚者よりも、独身者のほうが失うものがないと思っている人が多い。
「守るべき家族がいない」と、感じている人が多いようだ。
「家族もいないから、『絶対に守りたい』と思うものが思い浮かばない。仕事にもそれほど愛着がないし、失うものがないと言われたらそうかも」(30代・男性)
しかし、家族ができると考え方もかわる。
「僕も独身時代には孤独だったけれど、結婚して子供ができてからはなにがなんでも守らなくてはならないものができた。家族のためにも、誇れるような生活をしないと」(30代・男性)
■親や兄弟がいるので
一方で女性の場合は独身でも、失うものがないと考える人が少ないようだ。
「私は独身だけれど、『失うものがない』なんて思ったことがない。親や兄弟は大切だし、自分自身の生活も脅かされるのは嫌」(20代・女性)
■失うものは少ないけれど…
周囲が結婚して子供が生まれていくうちに、孤独感を感じるようになる人も。
「友達が結婚して子供ができると、会う機会も少なくなる。そのような状況に置かれると、『周囲と比べて失うものは少ない』と嫌でも思ってしまう。
ただ、失うものがないからって悪いことをしようとは思わないし、自分なりに楽しい生活を送っている。勝手に『危険人物』と思われるのだけはやめてほしい」(40代・男性)
多様性が求められる時代なのに、色眼鏡で見られるのはつらいことである。
・合わせて読みたい→結婚していない人は欠陥品? 弘中綾香アナ、悩む独身女性に持論
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2019年8月9日~2019年8月14日
対象:全国10代~60代の男女1,653名(有効回答数)
コメント