中国メディア・東方網は12日、「どうして日本にはこんなに多くのトップ人材がいるのか」とする記事を掲載した。

 記事は、日本が短い期間で世界の超大国に慣れたのは、現地で生み出されてきた人材と大きな関係があると紹介。その例が、日本で近年ほぼ毎年のようにノーベル賞受賞者が輩出されていることであるとしたうえで、日本に優れた人材が数多く存在する理由について「彼らの教育が素晴らしいからである」と伝えた。

 そして、「素晴らしい教育」の一例として、日本の小中学校で毎日行われている児童や生徒による清掃を挙げた。中国では清掃員がやってしまう校内の掃除を自分たちがやることで、チームで協力する力を身に着けると同時に、掃除をすることの大切さ、大変さを認知することができるとしている。

 また、日本の「食育」も特筆すべき教育であると指摘。学校では子どもたちが自ら野菜を育て、収穫したものを給食の食材の一部として使うといった取り組みが行われているほか、自分たちで料理を作る活動もあると紹介した。

 記事は、このほかにも様々な日本ならではの教育の要素が存在し、これらによって日本の幼児、児童教育は世界でも1、2を争う質の高いものになっており、そこから優れた人材が育っていくのだと伝えた。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

どうして日本にはこんなに多くのトップ人材が出てくるのか=中国メディア