幼い子供を連れて、公共の交通機関を利用するのは、親にとって神経を使うものです。
子供の人数が多ければ多いほど、移動中の大変さは増すでしょう。
2児の子供を連れて新幹線を利用した母親の身に起きた出来事が、反響を呼んでいます。
子連れで新幹線を利用した母親
6歳の息子さんと、生後6か月の赤ちゃんを育てる、母親のハル(@Free110756)さん。
初めて子供を連れて新幹線を利用した際に、料金の安い指定席を取ったといいます。
いざ、指定席のある車両へ乗りこむと…。ママ友の集団と思しき団体客が、宴会を始めました。
周囲への配慮に欠けた、度を超えた騒ぎように、つらい思いをしていたハルさん親子。
※写真はイメージ
そこに現れたのは、1人の車掌でした。団体客の迷惑行為に気付いた車掌は、ハルさん親子を別の車両へ案内した上で、こんな1枚のメモを手渡したのです。
今日はお子様にとってご不快な状況となってしまい、申し訳ございません。
今後、もっとご配慮できるよう努めてまいります。
ご移動いただきましてありがとうございました。
新大阪駅こだま→指定席だし格安なのでこの新幹線に初乗り6歳と6ヶ月ベビーを連れての乗車。乗った途端ママ友集団の宴会が始まった。それを察した車掌さんは別の車両へ案内してくれました。が、悪いのはあなたではないのです。迷惑行為をしている無知な母親達。私は車掌さんからのメモを見て思わず号泣 pic.twitter.com/9kj5WS3JoN
— ハル (@Free110756) 2019年10月11日
優しくて気遣いにあふれた車掌からの手紙に、ハルさんは張りつめていた心がやわらぎ、涙を抑えることができませんでした。
一連のエピソードに対し、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられています。
・なんて神対応!素晴らしい車掌さんですね。
・私も車内でマナー違反な乗客を見かけたことがあります。公共の場で迷惑な行為はやめてほしいです。
・現役の車掌です。ぜひその車掌さんに、想いを届けてあげてください。そういう乗客からの嬉しい反応は、励みになると思います。
赤ちゃんから高齢者まで、さまざまな人が利用する公共の交通機関。そういう場で、マナー違反な振る舞いをする乗客の存在は、迷惑以外の何ものでもありません。
車内で起きたことを自ら謝罪し、困っているハルさん親子が気持ちよく利用できるように、最善の手を尽くした車掌の行動は、とても立派なものでした。
[文・構成/grape編集部]
- 出典
- @Free110756
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