台風19号が、2019年10月12~13日にかけて日本を襲来。猛烈な暴風雨や土砂災害などの被害から避難する人々を受け入れるため、各地で避難所が開設されました。
東京都杉並区も、台風に備えて避難所を複数開設。同月12日に杉並区広報課のTwitterアカウントが投稿した、1枚の写真が話題になっています。
山崎製パンの頼もしい食糧支援
杉並区広報課は、区内で工場を操業している山崎製パンから800個のパンの寄付が届いたことを公表。避難所で過ごしている区民に配布することを伝えました。
投稿された1枚には、さまざまな種類のパンが届いた様子が写っています。
12日午後1時、区内で工場を操業している山崎製パン様から、800個のパンの寄附がありました。これらのパンは、台風19号の接近により避難所で過ごしている区民の方々に配布させていただきます。 pic.twitter.com/JPK6ve5P3Q
— 杉並区広報課 (@suginami_koho) 2019年10月12日
『大規模災害時の緊急食糧支援』について、山崎製パンのオフィシャルサイトでは次のようにつづられていました。
山崎製パン ーより引用ヤマザキは、大規模災害の発生に際して、被災地への緊急食糧の供給を行うことは、食品企業としての当社の社会的使命と考えています。平成23年に発生した東日本大震災はもとより、それ以前の阪神・淡路大震災や新潟県中越地震、最近では熊本地震や北海道胆振東部地震等においてもお取引先様である販売店への納品と並行して緊急食糧の供給に全力で取り組み、避難を余儀なくされた方々に、パンやおにぎり、飲料等の救援食糧をお届けしてきました。これからも食生活の一端を担う企業としてしっかりとその使命を果たせるよう緊急食糧供給体制の整備に努力を重ねてまいります。
2011年の東日本大震災発生時には、避難所が閉鎖されるまでの8か月間に、ヤマザキグループ全体でパン約1500万個、おにぎり約800万個、飲料約100万本等の供給を行ったとのこと。
そして今回も、台風19号の被害を受けて支援に乗り出したのです。
山崎製パンの行動に、多くの人が心を打たれました。
・素晴らしい社会貢献。さすがです!
・震災の時にはお世話になりました。今回もありがとうございます。
・大変な思いをしている誰かのために、働いている人たちがいる…感謝しかありません。
被災地には体力のない高齢者や子供が大勢います。食糧不足は、被災者の命に関わるほど深刻なものといえるでしょう。
人々を救う山崎製パンの行いに、心が温まりますね。
[文・構成/grape編集部]
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