ANA「スターウォーズジェット」シリーズのひとつで、羽田発着の国内幹線に投入されている「C-3POジェット」。この公式サイトで運航予定が確認できない唯一の機材に偶然、乗れました。機内もいろいろ違いました。

国際線2機、国内線1機

ANA(全日空)が、2015年4月から2020年3月まで5年間、映画『STAR WARSスターウォーズ)』のキャラクターにちなんだ3機の特別塗装機「スターウォーズジェット」を投入しています(過去にもう1機あったが、現在は通常塗装)。

R2-D2ジェット」(ボーイング787-9。機番:JA873A)と「BB-8ジェット」(ボーイング777-300ER。機番:JA789A)は、おもに成田発着の国際線に投入されています。ANAの「スターウォーズジェット」公式サイトから、運航予定を確認できます。

一方、『スターウォーズ』シリーズ全作品に登場するロボット型キャラクター「C-3PO」をイメージした特別塗装機「C-3POジェット」(ボーイング777-200。機番:JA743A)。この機種は、おもに羽田発着の国内線に投入されているものの、公式サイトで運航予定を確認できません(限定公開の前歴はあり)。ANAはその理由を「日々のオペレーション状況により変更が発生するため」としています。

「C-3POジェット」に偶然乗れた! 機内もいろいろ違ってた

羽田空港で見られることはあっても、「乗れる」かは運次第な「C-3POジェット」。このたび羽田発福岡行きのNH257便で、偶然搭乗できました。

機内に入ると、『スターウォーズ』のテーマソングが流れています。機内のヘッドカバーのほか、飲み物の紙コップやCA(客室乗務員)のエプロンも「C-3PO」仕様です。

離陸前と着陸後には「C-3PO」が機内アナウンスを行います。着陸後には「次回の搭乗をお待ちしております。そのときまで、フォースとともにありますように」と映画の名台詞も交えた機内アナウンスが。CAに希望すれば「C-3POジェット」のポストカードももらえます。

C-3POジェット」の機種は、405席の大型機であるボーイング777-200型機。このことから、幹線に使用されることが多い機種です。2019年10月現在、ANA羽田発着路線でボーイング777-200が投入されているのは8路線。羽田空港~伊丹・関西・神戸・福岡・新千歳・那覇・長崎・石垣です。

黄色いボディが特徴の「C-3POジェット」全体(画像:ANA)。