「周囲から理解してもらえない」

集団生活の中で、そんな苦しみを抱えている人は少なくありません。

「自分に問題があるのではないか」と思った人の中には、病院やクリニックで検査を受ける人もいるようです。

ブロガーの仲恵麻さんも、人間関係に悩んで『大人の発達障害』の検査を受けてみた1人。発達障害とは、脳機能の発達が関係する障がいの総称です。

仲さんがクリニックで診断を受けてみると、結果は意外なものでした。

もしかして発達障害?診断を受けてみたら

仲さんがネット上で発達障害診断の簡易版をやってみたところ、「発達障害の可能性は低い」との結果が出ました。

しかし、実生活で引っ掛かることがいくつかあったため、クリニックで受診することに。

受診するまでの経緯を説明している途中、過去の出来事を思い出して込み上げるものがありました。

『違和感』の意外な正体


仲さんの診察をしたのは、ゆるい雰囲気の医師でした。

仲さんは、看護師をしていたころに忙しさからうつ病を発症。治療したのですが、出産後にも再発していたのです。

発達障害の診断を受けた時も、かかりつけ医でうつ病の薬をもらって飲んでいました。

発達障害ではない」と分かった仲さんは、医師に言われた通り、かかりつけ医に頭の回転が鈍くなっていることを相談。すると…。

嬉しかった言葉


看護師をしていたことや、現在ライターをしていることもかかりつけ医に伝えていた仲さん。「今の仕事が適職」というかかりつけ医の言葉が、とても嬉しかったそうです。

そして、2人の医師の言葉から見えてくるものがありました。

「今の環境や、周囲の人が自分に合わなかっただけ」

仲さんは、居心地のいい場所にいくこと、また「自分と同じ人は世界のどこかにいる」と考えることの大切さを実感したのです。

この2つを知るだけで、心が楽になりそうですね。

診断を受けるのは怖い?

コミュニティは狭い!

学校や会社などのコミュニティは、世界規模で見たら小さなもの。

「みんなと同じではないから」と責められ、自信を失う必要はないのかもしれません。

仲さんは、「自分と合わない人とは、互いの違いを認めあった上で、距離感を大事にしながら付き合っていけばいいのではないかと思います」とブログでつづっています。

みんなが同じでなくていい…多くの人が互いの個性を認めることができれば、この世はもっと生きやすくなるはずです。

仲さんは、ブログのほかInstagramでもエッセイ漫画を公開しています。気になった人は、ぜひご覧ください。

ブログ:わたくしごとですが。

Instagram:仲 恵麻(naka.ema.jp


[文・構成/grape編集部]

出典
わたくしごとですが。