弁当は日本人の生活に密着した文化の1つであり、職場や学校で毎日弁当を食べるという人も少なくないだろう。中国メディアの快資迅はこのほど、「日本人と中国人の作る弁当」を比較して紹介する記事を掲載した。

 記事は、中国の社会人の生活はどんどん忙しくなっていて、「食事休憩の時間に家に帰ることは少なくなっている」と指摘。ゆえに、近年は料理のデリバリーサービスを利用して職場で昼食を済ませる人が増えているとしながらも、健康を考えて手作りの弁当を持参するビジネスパーソンもいると主張。この点、「日本の弁当は1つの文化としての強い特色をもっており、中国人が作る弁当は日本の弁当に遥かに及ばない」と訴えた。

 続けて、日本の一般的な弁当について「色とりどりで見た目が良く、さらに栄養バランスも良い」とし、「時間をかけて、精魂込めて作ったかが見ただけで分かる」ほど、手が込んでいると伝えた。しかし、唯一の欠点は「料理が冷えていることだ」と指摘。風習的に冷たいものを口にすることを嫌う中国人にとっては日本の冷たい弁当はあまり食べたいと思わないと指摘した。

 一方、中国の弁当は保温効果のある容器に入れるのが一般的であるため、「昼に温かい料理を食べられる」と主張。だが、見た目の鮮やかさや栄養バランスという点ではあまり考慮されていないのが一般的だと指摘した。記事は、弁当にはそれぞれの文化や習慣の違いが表れているとしつつも、やはり中国人にとっては「熱々の料理こそ美味しい」という点はたとえ弁当であっても譲れないポイントだと訴えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本人が作る弁当は見た目からして美味しそう「だが、あまり食べたいと思わない」=中国