「孤独死になることを覚悟しておけ」と訴えたい39歳男性

今は便利で暮らしやすい時代だが、生きづらい世の中でもある。税金は増え、仕事では長時間労働と、様々な困難に向き合って生きていかなければならない。(文:鹿賀大資)

先日、キャリコネニュースのお悩み相談投稿欄に、今年39歳になるという男性から「自分の経験上、非モテで貧乏の行く末は"孤独死"が待っている」といった旨の投稿が届いた。

男性は、「産まれてから一度も女と付き合ったことがありません。自分は顔と金で弾かれた人間なので、無様な孤独死をするでしょう」と前置きした上で、

「この世の若い人達に、『顔がいいとか、金持っているとかでなければ、恋人や結婚はできない。もし自分がブサイクで金を持ってないなら、親が死んだあとは自分が孤独死になることを覚悟しておけ』と訴えたいです。このことを多くの人に伝えるには、どうすればいいですか?」

と綴っている。この男性の訴えに賛否両論はあるだろうが、1つだけはっきりと言えることがある。それは、「孤独死が確定している訳ではない」ということだ。

金については自分次第で何とかなる部分もある

現時点では、顔と金で弾かれていても、この先どうなるかはわからない。生まれ持った顔を変えるのは難しいだろうが、金については自分の努力次第で何とかなる部分もある。その金に惹かれる女性も世の中にはいるだろう。

極論ではあるが、稼いだお金で顔の整形手術をすれば、ルックス面もなんとかなる。そこで彼女ができたら結婚したいと思うかも知れない。そうしたらより働いて稼げばよい話だ。そこをクリアできれば、少なくとも"孤独死"という結果にはならないはずだ。

同じ境遇の人と接することで考えが変わることも

ただし、何かしらの事情で働けない状態であれば、話は違ってくる。でもそれなら、就労支援を活用するなり、就労に悩む人同士のコミュニティに参加してみるとよいだろう。

同じ境遇の人たちと接すれば、自分を客観視して改めて今後の生き方を考えることもできるだろう。お金がなくても楽しく暮らす方法だって見つかるかもしれない。自分を理解する人と出会い、お互いに助け合う関係になれば、孤独死の可能性も低くなる。それは異性・同性にかかわらずだ。

それでも「とにかく孤独死のことを世間に向けて大々的に発信しないと気が済まない」というのであれば、言った以上、自分もその覚悟を決めて、とことんやり抜けばいい。

Tシャツに「孤独死」と自書きして、YouTubeで配信するのも1つの手だ。アクセスが増えたら、それなりの収入も得られる。ファンを抱える人気ユーチューバーになれば、孤独死だけのことを考えてもいられなくなるはずだ。

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