カナダの経営者・Jim Estill氏が、これまでに自ら300人以上のシリア難民を保護したことが話題を呼んでいる。

約12億の資金を投入

Jim Estill氏は現在62歳。カナダ冷蔵庫洗濯機などの家電製品を販売する会社「Danby Appliances」のCEOだ。

提供:Danby Appliances

提供:Danby Appliances

海外メディアによると、彼は2015年テレビシリアの紛争を目にしたことをきっかけに、シリア難民をカナダに定住させるための活動を開始したという。

その当時、カナダ政府はシリア難民の保護のために動いてはいたが、その進捗は芳しくなく、Jim氏は苛立っていた。

そこで、彼は中東のシリア難民をカナダのオンタリオ州・ゲルフに連れてくるため、自らの資金1,500カナダドル(約12億3,000万円)を投じたという。

カナダの難民プログラムプライベートスポンサーシップを通じ、最初の50世帯をゲルフに移住させた。数多くのボランティアや地元のイスラム団体などの協力を得て、住居や温かい衣類を用意した。

さらに、メンターを紹介して彼らが仕事を見つけられるように、銀行口座を取得できるように、そして子どもたちが学校に通えるようにと、生活面でのサポートも欠かさなかった。自身の会社でも28人のシリア難民を雇用した。

提供:Danby Appliances

提供:Danby Appliances

彼はこうして、これまでに89世帯・300人以上のシリア難民を救ったのだ。

Jim氏はこの活動で評価を受け、2019年3月にカナダの勲章を受章している。

自ら行動を起こし、自己資金を投じて実際に難民を救った彼の行動は国内外で報じられ、世界中から称賛を浴びている。

300人以上のシリア難民を救った会社経営者