未来ある子供たちを導き、勉強や道徳を教える学校の教員。社会で重要な仕事であるにもかかわらず、現場からは多くの問題点が指摘されています。
もっとも問題視されているのは、教員の過重労働です。
東京都が2018年に実施した調査によると、時間外労働が月80時間を超える『過労死ライン』に達する教員は、小学校で36.3%、中学校で48.5%、高校で21.3%に上るといいます。
小学校で1年間働いた人が『感じたこと』
小学校の教員として1年間働いていた、こちゃ(@cocha51)さんが、実録漫画をTwitterに投稿。
教育現場の『リアル』を描いた内容に、多くの人から反響が上がっています。
【小学校で1年間働いて感じたことレポ】教育現場の現状 pic.twitter.com/BAp42dqhyH
— こちゃ (@cocha51) October 14, 2019
時代に合わせて教育内容の幅が広くなるにつれて、教員たちの負担は重くなっていきます。ただでさえ教員は仕事量が多いため、帰宅後も翌日の授業の準備に追われる人は少なくないそうです。
「教員も勉強をしなくてはならないが、時間が足りない」「子供たちの授業時間も足りない」という状況に陥り、結果的に形だけの教育になっていると投稿者さんは指摘しました。
現場からのリアルな『悲鳴』に、多くの人からコメントが寄せられました。
・自分の友人は小学校の教員なのですが、残業が月100時間を超えているそうです。負担を減らすには外注が必要だと思います。
・部活もそうですが、教員はすべての専門家ではないですからね。まさに根本の問題の1つだと思います。
・教員を増やせないのなら、外注が当たり前になったらいいのに。社会全体でいい教育を支えていきたいですね。
・とても分かりやすい説明ですね。問題点を挙げていかないと、現場はパンクすると思います…。
過重労働によって職員は仕事を辞め、教員の数が減ることで人手不足が深刻化し、教育の質が低下する…教育現場は崩壊に向かっています。
国の未来のために社会全体で考え、状況が改善されることが望まれています。
[文・構成/grape編集部]
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