脚光を浴びた16歳MFシャビシモンズ 「幸せなことだった」とバルサ加入当時を回想

 バルセロナの下部組織からパリ・サンジェルマンPSG)の下部組織へ移籍して有名になったU-17オランダ代表MFシャビシモンズが、オランダ公共放送NOS」の取材に応じた。そのなかで「誰もがメッシと一緒にプレーすることを夢見る。だけど、時には別の道を選ぶ必要がある」と、移籍の真相を明かしている。

 レジの登録名で京都サンガに所属した経歴を持つレジリオ・シモンズの息子として2003年に生まれたシャビシモンズは、16歳になった2019年の夏に大きな話題を振りまくことになった。

 7歳でバルサと契約して下部組織で9年間を過ごしたが、今夏にPSGへの移籍を決意。カテゴリー昇格の契約延長交渉を進めていたバルサにとっては、移籍金なしで引き抜かれる形となった。その後、移籍後の年俸が51万6000ユーロ(約6175万円)ということが発覚し、再び騒がれることになった。そういった騒動の影響もあって、彼の公式インスタグラムのフォロワーは200万人超に上り、さらなる注目を集めている。

 U-17欧州選手権予選に臨んでいるシャビシモンズは「NOS」の取材に応じ、「トレーニングに参加した後で、バルセロナからスカウトされたんだ。バルサのシャツを着てプレーすることを許されるのは、6歳の小さな少年にとってすごく幸せなことだった」と、バルサ加入当時を振り返っている。続けて、PSG加入の真相を明かした。

メッシは世界最高のプレーヤーで、誰もが彼と一緒にプレーすることを夢見る。だけど、時には別の道を選ぶ必要がある。僕は別の冒険に乗り出すことを決意した。それは自身の成長のために良いことだったと思う」

 移籍において金銭面を取り上げられることが多かったシャビシモンズ。メッシとの共演に未練を垣間見せつつも、さらなる成長のために環境の変化を選んだようだ。(Football ZONE web編集部)

U-17オランダ代表MFシャビ・シモンズは、何故PSGへ渡ったのか【写真:Getty Images】