米中両国の研究者が発表した研究報告によれば、中国の新疆ウイグル自治区でこのほど、約1億6100万年前のジュラ紀に生息していたとみられる新種の肉食恐竜の化石が発見された。中国国際放送局が報じた。

  新種の肉食恐竜は「西遊記」に登場する西海竜王にちなみ、「敖閏」と命名された。発掘された頭蓋骨や下顎骨および胴体の一部の化石を分析した結果、「敖閏」の死亡時の体長は約1メートルで、細い歯が複数あることからトカゲなどの小動物を餌とし、ティラノサウルスなどと同様の獣脚亜目に属するとみられる。(編集担当:村山健二)