山手線の全駅で実施へ。

JR東日本東京支社は2019年10月15日(火)、山手線全駅のホームの発車標で、次の列車が到着するまでの時間を「約○分後」という形で表示するよう変更すると発表しました。

案内の充実を図り、列車の待ち時間を分かりやすくします。変更は、山手線全29駅で11月から2020年7月にかけて実施。2020年春開業予定の高輪ゲートウェイ駅もこの案内を採用します。ただし列車の間隔が空く早朝・深夜は従来通り、発車時刻が表示されます。

また、東京支社管内28駅で、ホームの発車標をLED(発光ダイオード)からLCD(液晶ディスプレイ)に更新し、視認性を向上させます。該当する路線と駅は次のとおり(★はすでにLCD化済)。

山手線(16駅):★駒込、★巣鴨、★大塚、★高田馬場、池袋、目白、新大久保、新宿、代々木、原宿、渋谷、恵比寿、目黒、五反田、大崎、高輪ゲートウェイ
中央線快速(2駅):神田、御茶ノ水
中央・総武線各駅停車(5駅):御茶ノ水、信濃町、代々木、新宿、中野
京浜東北線(6駅):★蒲田、大森、品川、高輪ゲートウェイ、田町、東京
横須賀総武線快速(3駅):新橋、新日本橋、馬喰町

これらの駅では、更新が2020年7月までに順次行われる予定です。

自動音声による英語案内放送も、実施駅を拡大。2020年7月までに、山手線全駅をはじめ、京浜東北線19駅、中央・総武線各駅停車11駅、埼京線湘南新宿ライン7駅、上野東京ライン6駅、中央線快速6駅、横須賀線総武線快速5駅、京葉線3駅に順次拡大されます。

海外の地下鉄ホームなどでは、今回のように残り時間を案内するのが一般的で、なかには秒単位の表示も見られます。国内でも、東京メトロ銀座線のホームに「あと○分」と表示する発車標を導入しています。

【画像】導入を進めるLCD発車標