“20年後のサザエさん”を女優・天海祐希の主演で描くスペシャルドラマ『磯野家の人々~20年後のサザエさん~』(フジテレビ系11月24日20時)に、俳優の中林大樹が出演することが決定した。中林はワカメの恋人でドラマオリジナルのキャラクターとなる貝塚タケシ(32歳)を演じる。

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 1969年のテレビアニメ放送開始から10月で50周年を迎え、その記念すべき年に磯野家の20年後をオリジナル脚本で描く本作。天海がサザエを演じるほか、マスオ役を西島秀俊カツオ役を濱田岳、ワカメ役を松岡茉優、タラオ役を成田凌、フネ役を市毛良枝、波平役を伊武雅刀が務める。さらに、穴子役に小手伸也ノリスケ役に八嶋智人、花沢花子役に森矢カンナが扮することが発表されている。

 中林が演じる貝塚タケシは、ワカメよりも3つ年上の敏腕営業マン。ワカメが勤めるアパレル会社と取引があり、仕事で会社を訪れた際にワカメと出会い、貝塚が一目ぼれ。貝塚の真面目で誠実な人柄にワカメも好意を抱くようになり、2人は付き合うことに。“いつか、たくさんの人に愛される服を自分がデザインする”というワカメの夢を心から応援し、スラッとした長身でスーツを着こなす貝塚は、ワカメの自慢の恋人だ。

 交際は順調に1年が過ぎ、ある日、ワカメと待ち合わせた貝塚は「大事な話がある」と言いおしゃれなレストランへ連れていく。貝塚は海外に転勤を言い渡されたこと、そしてワカメに一緒についてきて欲しいと告白。仕事か結婚か、ワカメは人生最大の岐路に立つことに…。

 中林はオファーを受けた当時を振り返り「サザエさん!? ワカメちゃんの恋人!? 驚きとうれしさと不安で、正直ごちゃごちゃでしたね。やはり『サザエさん』は国民的アニメですからイメージがしっかりあるので、どうしたらあの世界観に溶け込めるかなと」とコメント。

 実際の撮影については「貝塚はドラマのオリジナルキャラクターなので、話し方や特徴が原作にない分、色々と考えて現場に入ったんですが、ワカメを演じる松岡茉優ちゃんが、本当に20年後のワカメちゃんとしてそこに居て、その説得力に驚きました。そのお陰もあり、お芝居をした瞬間に貝塚役がスッと自分に落ちた感じがしましたね」と感想を語った。

 続けて「私達が普段の生活の中で直面することを磯野家の人々を通して見る事が出来ると思います。時が過ぎると共に家族の在り方も変わっていく中で、ずっと変わらないものもあったり、あったかい気持ちになれる作品になっています」とメッセージを寄せている。

 スペシャルドラマ『磯野家の人々~20年後のサザエさん~』は、フジテレビ系にて11月24日20時放送。

スペシャルドラマ企画 『磯野家の人々~20年後のサザエさん~』で貝塚タケシを演じる中林大樹 (C)フジテレビ