これまで数多くの名優が演じてきた「バッドマン最大の悪役」の誕生に迫る新作映画『JOKER』。15日放送『スッキリ』(日本テレビ系)では、同作を鑑賞済みの加藤浩次とハリセンボン・近藤春菜が感想を熱弁した。
◼ホアキン・フェニックスが熱演
公開10日間の全世界興行収入は580億円を突破。第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門で最高賞となる金獅子賞を受賞し、アカデミー賞の最有力候補としても目される同作。
ホアキン・フェニックスが演じるジョーカーは、コメディアンを夢見る心優しい一般人。社会から理不尽な仕打ちを受け、悪のカリスマに変貌していく姿を熱演している。
インタビューでホアキンは「社会に関する多くのテーマを取り扱っている。自分がこの映画に専念できるか、覚悟が必要だった」と心境を告白。
「最も好きなのは、観客に疑問を投げかけているところ。観客には『共感できるかどうか』『彼が本当に犠牲者なのか』決めて欲しい」と語った。
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◼加藤と近藤は鑑賞済み
作品を鑑賞した加藤は、緊張すると笑ってしまう癖を持つジョーカーを思い出しながら「笑うのがこんなに悲しいのかと思わせる映画」と熱弁。「(ホアキンの言う通り)疑問を投げかけられる。肯定できなかった、複雑な思いで劇場を出た」と心境を吐露する。
近藤も「共感しちゃいけない部分もあった」としながら、主演のホアキンの肉体と芝居に魅了されたと振り返った。
◼未鑑賞の視聴者は…
加藤だけでなくすでに多くの芸能人が同作を鑑賞、さまざまな感想を述べているが、暗い部分も多い作品だけに賛否が起きている。
鑑賞済みの視聴者からも「私はジョーカーに共感したからカタルシスを味わえた。だけど観てから3日は気分が落ちてた」「すごく複雑な色んな感情を持った映画だった」など、多くの感想が。
まだ未鑑賞の視聴者も「爽快な感じゼロなのわかってるから観に行けない」「興味なかったんだけど、スッキリみてジョーカー見たくなった」「見たいけど精神的にやられそう」と、興味はあるがなかなか観に行けない本音を吐露していた。
◼約4割は「映画はテレビ派」
以前、しらべぇ編集部で全国20代〜60代の男女1,368名を対象に調査してみたところ、全体の約4割は「映画はテレビで放送されるまで待つ」と回答している。ネット配信が主流になりつつある昨今、自宅で映画を楽しむ層はさらに増えているだろう。
自宅ではリラックスしてゆったりと作品を楽しめるが、臨場感のある劇場ならより作品にのめり込める。『JOKER』の世界観に入り込みたいなら、劇場での鑑賞を検討して欲しい。
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【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2016年8月26日~2016年8月29日
対象:全国20代~60代の男女1,368名(有効回答数)
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