今年3月に不正入学スキャンダルで起訴され、先月13日に禁錮14日の実刑が下った女優のフェリシティ・ハフマン。そのフェリシティが現地時間15日、北カリフォルニアの連邦刑務所(Federal Prison)に入所した。

『デスパレートな妻たち』のリネット役で知られる女優フェリシティ・ハフマン(56)は、長女ソフィアさん(19)のSAT(大学進学適性試験)スコアを水増しするため1万5000ドル(約160万円)を架空のチャリティー団体に支払い、不正入学に関わったとして今年3月に起訴された。

4月に罪を認める声明文を出し、5月にはボストン連邦裁判所に出頭したフェリシティに対し、検察側は禁錮4か月と2万ドル(約220万円)の罰金、12か月の保護観察処分を求めていた。そして先月、禁錮14日に加え、12か月の保護観察処分と3万ドル(約320万円)の罰金、そして250時間の社会奉仕活動が言い渡されたのであった。

そんなフェリシティが現地時間15日、当初の予定より10日ほど早く、夫で俳優のウィリアム・メイシー(69)が運転する車で北カリフォルニアアラメダ郡ダブリンにある女性刑務所に入所した。同施設はおよそ1200名を収容するセキュリティの緩い刑務所で、過去には『フォーブス』誌で全米の贅沢な刑務所トップ10にランクインしたこともあるという。そのゴージャスぶりは、世界各地にリゾートを展開する「Club Med(クラブメッド)」をもじって“Club Fed”(Federal Prisonの略)という俗称があるほどだ。

先月に発表した声明文では、

「自分の犯した罪を言い訳することも、また正当化するつもりもありません。」

「娘や夫、家族、そして教育コミュニティーに対し、もう一度謝罪いたします。中でも大学入学を目指し日々努力を重ねる学生の皆さん、そして多大な犠牲を払い我が子をサポートする保護者の皆さんには、心からお詫び申し上げます。」

「これからの私は、より正直に生き、娘達や家族のよき手本となり、私を必要としてくださる場所に時間とエネルギーを注いでいく所存です。家族や友人、そしてコミュニティーの皆さんに、私の犯した罪をゆるしていただける日が来ることを願っています。」

と綴っていたフェリシティだが、彼女に下された判決に

「刑が軽すぎる」
「白人至上主義の極み」

といった声があがっていたことも事実だ。

『デスパレートな妻たち』でエヴァ・ロンゴリア演じるガブリエルの夫カルロス役を好演したリカルドチャビラは先月、フェリシティの実刑判決に対し

「“白人の特権”ってやつだよ。」
「責任を負うとか、責任を取るとか、そんなこと奴らはクソとも思っちゃいないさ。」

ツイート、米社会にはびこる“白人優遇主義”を真っ向から批判し注目を集めていた。

ドラマ『デス妻』のリネット役で一躍人気を集めた“ハリウッド女優フェリシティ・ハフマン”だが、現地時間15日から向こう14日間は“囚人番号77806-112”として服役する。
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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