10月11日から提供が始まった「牛丼カツ丼」(税抜き690円)

とんかつカツ丼チェーンのかつや10月11日から期間限定で新メニュー「牛丼カツ丼」(税抜き690円)の提供をスタートした。文字通り、牛丼とカツ丼を一皿にした商品で、「両方とも楽しみたい!」という"欲張りさん"にはピッタリなメニューだ。

ツイッターでも話題になっており「これはたまらねぇ!」「なんだこのネーミングwww」などと多くの反応が寄せられている。そこで、キャリコネニュース編集部の筆者(20代男性)が実際に食べてみた感想をお伝えする。

威勢よく「牛丼いっちょう!!」 カレー皿に乗った圧倒的ボリュームの一品


早速席につき、はやる気持ちを抑えて注文すると、店員が威勢よく「牛丼いっちょう!!」。「カツ丼も一緒なのに……」という突っ込みは心の中に留めておいた。

それから5分ほど待ち、「牛丼カツ丼」はやってきた。事前に写真で確認はしていたものの、実際に相対するとそのボリュームに圧倒される。丼……ではなく、カレー皿に敷かれた白米の上に、半分にトンカツ、もう半分には牛丼の具がぎっしりと乗っていた。

おなじみの厚切りロースカツは安定のクオリティだ

「片方ずつ食べるか、交互に食べるか」。迷った結果、せっかくなので交互に食べてみることに。すると、今度は「トンカツから食べるか、牛肉から食べるか」で再び迷う。

牛丼チェーンも顔負け? 甘く煮込んだ牛肉がバランスの良い一皿に

まず、卵とじになっているトンカツを口に運ぶと、さすが「かつや」。厚切りのロースカツにしょうゆベースの味がしみ込んだ卵が乗っており、おなじみの甘辛いカツ丼の味だった。

特筆すべきは、むしろ牛丼の具だろう。タマネギと一緒に煮込まれた牛バラ肉は、他の大手チェーン店と比較すると、やや甘めの味付け。これがしょうゆベースのトンカツの味に負けず、互いに主張し合うことで程よいバランスを保っているのだ。

牛丼の具は甘めに味付けしてある

また、サクサクトンカツと、柔らかく煮込まれた牛肉との食感のギャップも楽しい。こうした味や食感の対比が巧妙に組み合わされており、ボリュームある一皿でも最後の一口まで飽きることなく完食することができた。

店員に気になる質問をぶつけてみた!

帰り際、会計を済ませながら店員にふと気になったことを聞いてみた。それは、牛丼チェーンで牛肉の煮汁でごはんを浸してくれる無料オプション"つゆだく"の可否だ。店員いわく、

「注文時に言っていただければ、牛丼のつゆのみ足すことは可能ですよ」

とのこと。甘めの味付けが好きな人は試してみてもいいかもしれない。

販売期間 は、10月11日~1か月程度。国内の「かつや」で販売されている。在庫がなくなり次第終了とのことなので、ちょっとでも気になった人は食べてみては。筆者は、次は80グラムのロースカツ2枚を使った特盛(税抜き850円)に挑戦してみたいと思う。