日本に大きな被害をもたらした台風19号。中国でも各メディアが台風による被害の大きさを報じているが、中国のネット上ではもう1つ、関心を集めた出来事があった。

 中国メディアの今日頭条はこのほど、東京・お台場にある「実物大ユニコーンガンダム立像」が台風でも倒れずに立ち続けていたことを伝えると、中国のネットユーザーたちから「それでこそガンダム」だなどといった声が寄せられた。

 記事は、台風19号の勢力を保ったまま日本に上陸したことについて、中国のネット上では「ガンダム立像が風で吹き飛んでしまうのではないか」、「どこか破損してしまうのではないか」と懸念を示す声が見られたと紹介した。

 続けて、東京を台風が通過してから撮影された写真を掲載し、「ガンダム立像は台風で吹き飛ばされたり、倒れたりすることなく、立ち続けていた」と紹介し、影響といえば「台風によって洗い流されて綺麗になったくらい」だったと強調した。

 記事が、台風の後も変わらず立ち続けていたガンダム立像の写真を掲載したところ、中国のネットユーザーたちは「台風で倒れたらガンダムとは呼べない。台風でも倒れずに立ち続けてこそガンダムだ」といった声を寄せたほか、近年の中国で橋の倒壊が相次いでいることについて触れ、「極めて勢力が強い台風でも倒壊しないのは、それだけしっかり仕事が丁寧だからだ。橋の倒壊が相次ぐ我が国とは違う」といったコメントも見られた。一部報道によれば、中国ではここ10年で50カ所以上の橋が倒壊するなどしているという。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

台風でも倒れずに立ち続けたお台場のガンダム立像、中国ネット「それでこそガンダム」=中国メディア