クロアチア代表MFルカ・モドリッチが、同僚のウェールズ代表FWギャレス・ベイルの去就に言及した。15日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 現在30歳のベイルは今夏、中国クラブへの移籍が噂されていたものの、結局レアル・マドリードに残留。すると、今シーズンは開幕から好パフォーマンスを披露して、自身に向けられていた批判を一掃した。

 しかし、8日付けの『アス』紙の報道によると、ベイルは来夏の移籍市場で退団することを検討しているという。同選手は1日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第2節クラブ・ブルージュ戦の帯同メンバーから外されたことを不服としており、ジネディーヌ・ジダン監督への不信感を募らせているようだ。

 そんな中モドリッチは、14日に行われたEURO2020予選・グループEウェールズ代表対クロアチア代表の試合後にベイルの話題に言及。その才能は今後も“白い巨人”にとって欠かせないモノになると主張し、同選手の残留を希望している。

「彼は素晴らしい選手で、チームにとってとても重要な選手だ。今シーズン、彼はそのことを証明しているよ。上手くいけば、彼が今季も残って、同じように来シーズンも残ることになると思うよ」

 なお、両選手は14日の試合でともに負傷。レアル・マドリードは、モドリッチについて「右大腿四頭筋の打撲」であることを明かした一方、ベイルの状態についてはまだ発表していない。

トッテナム時代からの盟友であるベイル(左)とモドリッチ(右) [写真]=Getty Images