本サイトの厚木警察署の電凸記事をご覧になった厚木警察署の被害者のCさんから、情報提供を頂き、取材させていただきました。被害者は当時小学校四年生のBさん(Cさんの息子さん)です。

冤罪で児童相談所に通告されてしまったという酷い話です。児童相談所への通告書の内容に誤りがあり、厚木署員が書類送検された旨が平成30年3月6日神奈川新聞で報じられました。平成28年4月11日午後4時頃に帰宅途中のBさんは上級生の女児童Aにからかわれたので、Aの脚を蹴ったとして、児童相談所通告になったという事件です。

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Bさんは発達障害児であるにもかかわらず、厚木警察署はAの証言を妄信して、実況見分もせずにB側の主張を排斥して、Aの膝を負傷させた触法少年としてBさんを厚木警察署は扱ったとのことです。それに対して神奈川県警広報県民課の報道担当の松山氏は「調査(未成年では捜査と言わずに調査と言う)は適正に行われております。(生活安全課少年係 厚木警察署)」との回答でした。

さらに、厚木警察署生活安全課青柳巡査部長が、Bの法定代理人に対してAへ慰謝料を支払うこと、Bを転校させること等を提案するという民事不介入の警察の立場から逸脱した言動があったことに対して、「平成28年7月5日  Bの法定代理人から相談があり、一般論としての回答はしています。(生活安全課少年係 厚木警察署)」(神奈川県警広報県民課の報道担当の松山氏)。これに関しては、Cさんは青柳巡査部長の脅迫音声をCDに焼いて、厚木警察署員に複数枚渡しているにもかかわらず、引継ぎもできずに確認を怠っていたようです。

Cさんと厚木警察署の署員との話し合いの場に筆者も同席させていただきましたが、CDを聴こうとしないどころか、預かったCDのある場所すら把握していない呆れた警官の姿を目の当たりにしました。住民相談課太田警部補、生活安全課北川警部、生活安全課三浦警部と三人も参加していました。「10分しか時間がないので」とご自身で前置きをしながらも2時間も話を引き延ばし嘲笑ったり、激怒したりする北川警部の説得力のなさに厚木警察署の闇を感じました。

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平成28年8月30日には、青柳巡査部長は岩本巡査部長、金原健洋警部補(元厚木市いじめ防止対策委員、現小田原市いじめ防止調査委員)と共に、B、Bの法定代理人に黙秘権および供述拒否権の告知をせずに違法調査をしたとのことです。このルールを常習犯のように破っている警察は多いようです。「調査は適正に行われております。(生活安全課少年係 厚木警察署)」(神奈川県警広報県民課報道担当の松山氏)

平成29年9月18日には、松井警部が児童相談所への通告理由を訂正しました。『膝を蹴った』を『足を蹴った』に訂正したものの、具体的にどこを蹴ったかは明白にしていないのです。詳細を確認すると北川警部は言葉に詰まったり、キレたりという具合でした。もしかしたら、厚木署から県警本部には情報は正しく報告されていないのかもしれませんが、

「調査は適正に行われております。(生活安全課少年係 厚木警察署)」(前出・松山氏)。

障害者を差別した捜査、問題を起こした松井警部は政令指定都市相模原市役所に異動になったとのことです。問題を起こした警官を栄転させる理由について県警本部に訊ねたのですが、「(警務課)本件に対するコメントはありません」(前出・松山氏)。

――警察不祥事に関してどのような改善策をとられるのでしょうか

「(監察官室)本件に関するコメントは控えます」(前出・松山氏)

質疑応答以上のことは松山氏からは告げられませんでした。FAXで質問状を送り、一週間後に電話で読み聞かせされた質疑応答が上記です。広報担当の松山氏が神奈川県警の報道担当を一人で十数年担当しているというのも神奈川県警の闇なのかもしれないと感じました。

法律にお詳しいCさんは、弁護士会に対して、人権救済申立をするという技で、警察や学校との戦いの最中。障害者に対するイジメに教師、警察が加担したような深い闇があり、この記事は氷山の一角に過ぎません。Bさんは、事件が原因で自殺未遂を繰り返しているそうです。イジメ自殺予防にCさんのような行動を執ることができる親御さんは少ないかもしれません。(文◎九頭竜腐流腐流)

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