女優の綾瀬はるかが連ドラ初の主婦役を務め、俳優の西島秀俊が夫役を演じたドラマ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ)が映画化されることが発表された。2017年12月に放送された最終回で展開され、大きな話題を集めた“史上最強の夫婦喧嘩”のその後を描く。

【写真】映画『奥様は、取り扱い注意』に出演する綾瀬はるか&西島秀俊

 本作は、『SP 警視庁警備部警護課第四係』や『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』などで知られる金城一紀が原案を務め、2017年10月期に放送されたドラマの劇場版。連続ドラマでは、元スゴ腕の特殊工作員で、現在はセレブな専業主婦の伊佐山菜美(綾瀬)が、正体を隠しながら主婦たちが抱えるさまざまなトラブルを解決していく姿を描いた。西島は、公安のエリートでありながらそのことを隠し、菜美と結婚した夫・伊佐山勇輝を演じ、2人のアクションシーンは話題を呼び、平均視聴率12.7%、最高視聴率14.5%を記録した。

 ドラマ版の最終回では、勇輝が帰宅した菜美に拳銃を突きつける衝撃のシーンで終了し、SNS上では混乱する視聴者が続出。続きを待ち望む声も多く見受けられ、その後の展開に期待が高まっていた。伊佐山夫婦の関係がどうなってしまったのか、ファン待望の、“史上最強の夫婦喧嘩”のその後がスクリーンで描かれる。

 見どころの一つである綾瀬と西島の超絶アクションもさらにスケールアップ。強大な敵に立ち向かう、キレの鋭いアクションシーンは必見だ。劇場版ではポルトガルロケも敢行されるほか、新キャストも加わる予定。

 綾瀬は「ドラマでは『続きがどうなるんだろう』と気になっていたので、映画化されると聞いてとても嬉しかったです!」と喜びを語る。「西島さんとは約2年ぶりの再会でしたが、そんなに変わっていなかったです」と笑いつつ、「夫婦の絆や形にも注目して頂きたいですし、アクションも見ごたえのある作品になっていると思いますので、楽しみにしていてください!」とアピール。

 西島は「映画撮影初日が勢いのあるアクションシーンだったので、約2年ぶりの現場でしたが、スムーズに役に入れたと思います」と撮影を振り返り、「映画では国の問題を解決するストーリーでスケールが大きくなっていますし、屈強な敵を菜美がバタバタと倒していく爽快感も楽しみにして頂ければと思います」と見どころを語っている。

 映画『奥様は、取り扱い注意』は、2020年6月全国公開。

(左から)映画『奥様は、取り扱い注意』に出演する綾瀬はるか、西島秀俊