「●●マニア」に憧れる。

【写真を見る】激レアな漁師姿の新木優子も…! 何を着ても美しい新木ほか場面カット集

アイドルマニア、鉄道マニア、スイーツマニア…いろいろとあるが、正直それだけ一つのことに夢中になれるのって一種の才能だと思う。

自分にはそれがない。だって追い続けるのって結構エネルギー使うから。そこにエネルギーを使うくらいなら、興味はほどほどでも1本でも多くPVを稼げそうな記事を書く方がいいなあと思ってしまう。

って、もうそれは仕事マニアなんじゃないかって? いやいや、そんなおべんちゃら“間に合”ってます。(誰も言ってない)

各局で放送されているドラマやバラエティーなどを事前に視聴して、独断と偏見とジョークに満ちたレビューで番組の魅力を紹介する、WEBサイト・ザテレビジョン流「試写室」。

今回は、新木優子高良健吾が主演を務め、10月17日(木)にスタートするドラマ「モトカレマニア」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系※初回は夜10:00-11:09)の第1話を取り上げる。

同作は「Kiss」(講談社)で連載中の瀧波ユカリによる同名コミックを原作としたラブコメディー。元カレの存在を引きずり、“モトカレマニア(MKM)”になった女性の混乱と暴走、試行錯誤を描く。

第1話のあらすじ

現在失業中の27歳独身・難波ユリカ(新木)は、見た目にも気を使い、コミュニケーション下手でもないのにうまく恋愛ができない。その理由は“マコチ”こと元カレの斉藤真(高良)にあった。

ユリカは、初めての恋愛でマコチと幸せな日々を過ごしたが、ちょっとしたすれ違いから彼を振ってしまう。

だが、次に付き合った男はクズ、その次はもっとクズ…という失敗を経てユリカが出した答えは“幸せだった過去の恋の時間に浸る”ことだった。

実体験を元にした恋愛描写で人気の小説家丸の内さくら(山口紗弥加)の小説を愛読し、毎朝SNSでマコチのことを検索しているユリカは、初対面の男性に対し、マコチとのかすかな共通点を見つけることに喜びを感じていた。しかし、親友のネイリスト・周防ひろ美(よしこ)からは、「現実を見ようよ」と助言される。

アパートの更新が近づいていたユリカは、チロリアン不動産の面接を受ける。

社長の安藤一朗(小手伸也)は、部下の大沢将(森田甘路)、白井忠文(関口メンディー)と共に“ハラミ会”(ハラスメントを未然に防ぐ会)を結成するほどリスクヘッジに敏感な男だが、ユリカの強引さに押し切られ、仮採用を決める。

そこでユリカが初めて担当した客が、大手食品会社勤務の山下章生(浜野謙太)だった。

そんな折、ユリカは出張中だったもう1人の社員と顔を合わせる。何とそれは、あのマコチだった…。

第1話レビュー「まさに眼福の極み」

開始数分で持ってかれたわ。男性の“マコチ度”を計測するのが「MOTOKARE SCOUTER」ってマジっすか。戦闘力たったの5…ってか? 

いやいや、新木優子の(美の)戦闘力フリーザ様も真っ青でしょうな。(何の話だ)

さて、勉強不足も甚だしくてこれを書いたらフリーザ様に消されるかもしれないが、“モトカレマニア”というタイトルで新木と高良が主演って言うから、てっきり次々と彼氏を作っては、すぐに振って“元カレ”を増やし、コレクションするマニアなのかと思っていたわ。

そして最終的には難攻不落の高良が立ちはだかるストーリーなんだろうなと思ったら、そっちのマニアなのね。いわゆる“推しメン”ね。

それこそ新木自身、ハロプロ大好きというリアル“マニア”だからこそ、自然体というか、いったい何頭身あるんだってくらいスーパー小顔に完璧スタイルの美女でも、どちらかといえば親近感が湧くような感じに仕上がりになっているのかもしれない。

全くイヤミがないもんな…。ユリカのせりふを借りるならば「同じマニアだからですかねぇ~」というシチュエーションが多々ある。

それに、「いい女ユリカ」とか「堅実ユリカ」とか妄想の中で集合する“脳内会議”のユリカたちが美しいの極み。個人的には「冷ややかユリカ」がGOODって、誰も聞いてないか。

それに回想のハーフアップユリカや、“盛り過ぎユリカ”からの眼鏡っ子姿も美しいし…もう完璧なガンプクドラマだわ。

もう1人の主役、マコチこと真を演じる高良。ものすごく勝手なイメージだが、彼からは“武士道精神”のようなものを勝手に感じており、何なら常に「不器用ですから…」とでもいわんばかりの雰囲気を醸し出しているような。

だからこそ、今回のマコチ役は新鮮。これだけライトで爽やかな笑みの高良が見られるなんて、それだけでも大満足だ。そりゃ、ユリカじゃなくても引きずるだろ。男だが、推せる。

そして忘れちゃいけない2.5次元俳優ならぬ2.5枚目俳優の代表格(失礼)“ハマケン”こと浜野謙太と、“ヒロインの友人枠”ガンバレルーヤよしこ

ハマケンに関してはもうミュージシャンだってこと忘れている人も多いんじゃないかってくらい、俳優としての活躍が目覚ましい。特に“背伸びした3枚目俳優”的なポジションを演じさせたら右に出るものはいないんじゃないか、というほど。

今作では、決して2枚目ではないもののモテないわけではなさそうな“2.5枚目男性”を好演している。

一方のよしこは、“いいオンナ”感あふれる女性ネイリスト役。さすが2019年は主演映画を経験しただけのことはある。

YOU、友近路線というか…そのあたりのヒロインを応援する“いい女風の女友達”枠の超新星として、今後演劇界も目が離せないかも。って、そんなポジションがあるのかはともかく。

その他、コテシンマニア的には100点の小手伸也演じる安藤。今のご時世ならではキャラクターで、森田甘路、関口メンディーと3人そろって個性強めの“ハラミ会”のバランス感も絶妙だ。私もハラミ会に入りたい。

ちなみに彼ら不動産の人が申し込んできた人のSNSを検索しているという描写も現代っぽくて良い。

だけど、実生活に置き換えるとちょっと恥ずかしいような…。いつもTPDメンバーばっかり「いいね」しているのがバレてまうやろ。スマホも落としてないのになあ。

さて、相変わらず好き勝手だらだらと書いてしまったけど、何はともあれ…このドラマを見たら、新木優子マニアが量産されることは間違いなさそうだ。(ザテレビジョン・文=人見知りシャイボーイ)

ドラマ「モトカレマニア」で主演を務める新木優子(右)と高良健吾(左)