警察庁ストップオレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」プロジェクトチーム(略称:SOS47)は、2018年より、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺などの特殊詐欺に関する知識や防止策を分かりやすく伝え、全国47都道府県警察と連携して特殊詐欺被害を防止する為の広報啓発活動を行っています。この度、同プロジェクトチームで特別防犯支援官を委嘱されている伍代 夏子氏が、東京都町田市で行われた「町田地域安全のつどい」に出演し、「日頃から家族と連絡を取り合うことで、いつでも相談できるような絆を築いて、詐欺から身を守って欲しい」と会場の皆さんに呼びかけました。

  • 訪問先レポート
『日頃のコミュニケーションで、家族の声を聴き分けて欲しい。』
町田市内における特殊詐欺の被害状況は、10月9日時点で、被害件数が86件、被害額が約1億7200万円となっており、非常に深刻な状況となってます。伍代氏はこの実態に対して「これは絶対に許せないです。皆さん、今日から騙されないように心に誓ってくださいね。」と悲痛な想いを述べました。
会場では、町田市で実際にあった詐欺電話の音声も公開し、犯人がどのような電話を掛けてくるのか来場者に体験して頂きました。伍代氏は、「犯人は巧みに話をしてくるんですね。味方のフリをして電話をかけてくるのが、詐欺に引っかかりやすいポイントなのかもしれません。」と呼びかけました。
特殊詐欺に関するニュースが頻繁に取り上げられているにも関わらず、被害が減少しない要因の1つとしては「詐欺の電話が掛かってきても、私は騙されない」と思っている方が多い事が挙げられます。東京都特殊詐欺の被害に遭われた方を対象にアンケートを実施した結果では、「詐欺の電話がかかってきても騙されないと思っていた」と答えた人は91.8%にものぼるという結果が出ています。
伍代氏は特殊詐欺への対策として、”家族の絆を深めること”を呼びかけました。「家族の絆を深めるためには、毎日1日あった出来事を話すことも大切です。日頃から会話をすることで、相手の声をちゃんと聴き分けることが出来るはずです。」と家族間のコミュニケーションの大切を呼びかけました。
『たとえ子供の友人・知人であろうとも、何も渡さないこと。』
会場へのメッセージを求められると、伍代氏は「詐欺から身を守る為に、一番手っ取り早いのは“知らない人には何も渡さない”これだけです。たとえ子供の友人・知人であろうとも、お子さんに渡す必要があるものはお子さんの顔を見て渡してください。これだけは約束をしてください。そして、今日約束したことは、地域の人にも広めて頂きたいです。」と語気を強めながら会場の皆さんに懇願しました。
詐欺対策には、”詐欺の電話にでない環境づくり”も重要となっています。「留守番機能を設定して、相手の声を確認してから電話に出る。」「自動通話録音機能を設定して、犯人に詐欺の電話を掛けることを諦めさせる」など、電話の機能を使うことが、詐欺から身を守る為にとても有効な手段となります。
伍代氏はこのような具体的な対策方法について触れながら、「こんな卑劣な犯人グループを、このままにしてはいけません。ご家族・地域の皆さん一丸となって、特殊詐欺の被害に遭わないように気を付けていきましょう。」と来場者に訴えました。
  • 実施概要
■催事名
町田地域安全のつどい

■実施日
2019年10月9日(水)

■実施会場
町田市民ホール

■実施者
ストップオレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」プロジェクトチーム
特別防犯支援官 伍代 夏子氏

配信元企業:「ストップオレオレ詐欺47~家族の絆作戦~」プロジェクトチーム

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