中国メディア・東方網は15日、たとえ日本が嫌いであっても、行って体験すると心を動かされるであろう、日本の街に見られる「細やかさ」について紹介する記事を掲載した。

 記事は、日本における物事に対する細やかさは世界的に有名であり、日本に行ったことのある人は大いに共感を覚えるだろうとした。そのうえで、飲食、公共施設、交通の3分野において「日本って物事への配慮が細やかだなあ」と感じる事柄をいくつか紹介している。

 まず、食品については、野菜などの包装にQRコードがついていて、スキャンすることで生産者や使用した農薬や肥料、おすすめの調理方法などの情報を知ることができる点のほか、缶飲料の表面にお酒か否かを知らせる展示が打刻されていることなどを挙げた。

 次に公共の設備に関しては、公衆トイレでセンサーが反応して水が流れるような音が出ることで、用を足した時の他人に聞かれたくない音をかき消す装置が備え付けられていること、服飾店の試着室などには化粧崩れを防いだり、服に化粧が付着したりするのを防ぐためにフェイスマスクが用意されているとした。

 そして、交通における細やかな点として、道に迷った際にはお巡りさんに助けを求めれば、目的地までの行き方を地図で書いてくれること、電車の遅れに対して鉄道会社が遅延証明書を発行してくれること、駅の自動券売機が故障すると、すぐに駅員が横の窓から顔を出して対応してくれることなどを挙げている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

例え嫌いだったとしても、日本の細やかさには心が動かされてしまう=中国メディア