神戸市にある市立東須磨小学校で、20代男性教員が同じ学校の先輩教員4人に嫌がらせを受けていたことを、神戸市教育委員会が明らかにし、問題になっています。

2019年10月16日に小学校で行われた保護者説明会では、市の教育委員会が加害教員の手紙を公表。謝罪の言葉が代読されました。

産経ニュースによると、謝罪の言葉は次のような要旨だったといいます。

▽30代の男性教諭3人

「あってはならない事態を引き起こし誠に申し訳ありません。いけないこと(は何か)を教える立場の私が、加害者の側に立ち、混乱と不安を与えてしまう形となりました。信頼を裏切ったことを深くおわびしたいです」

「自分自身の相手への配慮に欠ける言動に、最低な人間だと実感した。一社会人として、人間として恥ずべき事だと考えています。もし許されるなら被害教諭やご家族に直接、誠心誠意謝罪したいです。自分の言動に猛省を続けていきたい」

「被害教諭をはじめ、私のパワハラで嫌な思いをした先生方に申し訳ない気持ちです。私の行為は許されることではありません。私の行為で、素直な明るい子どもたちの成長の邪魔をしてしまったと思っています」

▽40代の女性教諭

「子どもたちを精いっぱい愛してきたつもりですが、他の職員を傷つけることになり、子どもたちの前に出られなくなり申し訳ないです。自分の行動が間違っていることに気付かず、被害教諭が苦しんでいる姿を見ることは本当につらいです」

産経新聞 ーより引用

加藤浩次「先生の中にもどうしようもないやつはいる」

同月17日に放送された情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では、小学校で保護者説明会を取材。

被害教員の代理人弁護士によると、細かいものを含めると着任当初の2017年4月以降いじめはほぼ毎日続いたといいます。MCの近藤春菜さんは、取材の話を聞いて厳しい表情で次のように怒りの声を上げました。

いじめじゃなくて本当に犯罪行為だなって思いますし、小学校に通っている子供たちもこんなことで小学校が有名になってしまって本当にかわいそうですし、しっかりと罰せられるべきだなと思います。

スッキリ ーより引用

また、同じくMCの加藤浩次さんも『教員』という立場にありながらもいじめを繰り返したことに対してこのようにコメントしました。

だからこういい方ちょっと悪いかもしれないですけど、先生がみんないい人だと思っちゃいけないっていうことですよ。先生の中にもどうしようもねえやつはいるってことですね。

スッキリ ーより引用

加害教員の一連の行動を見て、「教員という職業だけを見て、みんないい人だと思い込んではいけない」と加藤さんは感じたようです。しかし加藤さんは、「ここだけは、勘違いしてほしくない」と次のようにいいました。

でも、ただしっかり頑張ってらっしゃる先生もいるっていう、ここね、ここ間違っちゃいけないところだと思うんですよね。ちゃんと頑張ってやってる先生もいる。先生が全部そうだってこれ思っちゃいけない。一部でこういう人間がいるということなんでしょうね。

スッキリ ーより引用

加藤さんは、一部の教員だけがこのような間違った行動をしており、しっかり頑張っている教員もいるということを忘れないよう人々に訴えました。

【ネットの声】

・本当に『いじめ』では済まされない立派な『犯罪』だと思う。

・こんな人たちに自分の子供を安心して預けられない…。

・頑張っている先生もいるのに一部のせいで印象が悪くなるのはかわいそう。

子供たちを教育する現場でこのような犯罪に近い『いじめ』が起きていたことに、多くの人が怒りを感じているでしょう。

全貌が明らかとなり、再発防止につながることを願います。


[文・構成/grape編集部]

出典
産経ニューススッキリ