ジョゼップ・グアルディオラ監督率いる今季のマンチェスター・シティは、プレミアリーグ第8節を終え勝ち点16で2位につけるものの、開幕8連勝で首位を独走するリバプールには早くも勝ち点差8をつけられている。

プレミアリーグ3連覇を目指すチームにとって苦しい状況となっているが、それでも今季のマンチェスター・シティが悪いというわけではなさそうだ。スペイン『アス』が伝えている。

今季のシティはここまでプレミアリーグを含めて公式戦12試合を戦い、9勝1分け2敗。勝率は75%を記録しており、この数字はこれまでのグアルディオラ監督の11シーズンにわたる監督キャリアの中で6番目だという。

過去最低の勝率を記録したのは、グアルディオラ監督がシティの監督に就任した2016-17シーズン。勝率は58.9%であり、その時より大きく改善している。

それでも、プレミアリールを制したこの2年間の勝率は、2017-18シーズンが80.7%、2018-19シーズンが85.2%と圧倒的な数値を記録。国内での勝率の高さによって、今季の記録がかすんで見えてしまう。

グアルディオラ監督も「まだ10月に過ぎない。まだまだ多くのゲームが残っているしね」と冷静さを保っており、心配は無用とも言える。

とはいえ、リバプールは20日にマンチェスター・ユナイテッド、27日にトッテナムビッグ6との連戦が待っており、シティは11月に直接対決を迎える。

今季は取りこぼし感が否めないシティだが、リバプールとの直接対決次第では、まだまだわからないだろう。

グアルディオラ氏の監督キャリア中の勝率

2018-19(マンチェスター・シティ)…85.2%
2017-18(マンチェスター・シティ)…80.7%
2015-16(バイエルン)…79.2%
2013-14(バイエルン)…78.4%
2009-10(バルセロナ)…76.2%
2019-20(マンチェスター・シティ)…75%
2011-12(バルセロナ)…73.4%
2010-11(バルセロナ)…72.5%
2014-15(バイエルン)…71.1%
2008-09(バルセロナ)…67.7%
2016-17(マンチェスター・シティ)…58.9%

バルセロナ
2008-09 / 67.7%(42勝13分け7敗)
2009-10 / 76.2%(45勝10分け4敗)
2010-11 / 72.5%(45勝11分け6敗)
2011-12 / 73.4%(47勝13分け4敗)
バイエルン
2013-14 / 78.4%(40勝5分け6敗)
2014-15 / 71.1%(37勝5分け10敗)
2015-16 / 79.2%(42勝6分け5敗)
マンチェスター・シティ
2016-17 / 58.9%(33勝13分け10敗)
2017-18 / 80.7%(46勝4分け7敗)
2018-19 / 85.2%(52勝3分け6敗)
2019-20 / 75%(9勝1分け2敗)

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