ビッグクラブで主力を張るワールドクラスと並んで南野もリバプールの補強候補として紹介

 ザルツブルクの日本代表MF南野拓実は現地時間15日、カタールワールドカップ(W杯)アジア2次予選第3戦のタジキスタン戦に先発出場し、2ゴールを奪う活躍で3-0の勝利に貢献した。代表、クラブともに絶好調を維持している南野に対し、リバプール専門メディアは「メッシクリスティアーノ・ロナウドでさえも、南野ほどのインパクトは与えられなかった」と獲得に太鼓判を押している。

 前半はタジキスタンに決定機を演出され、苦戦を強いられるも、0-0で迎えた後半8分、左サイドからMF中島翔哉ポルト)がクロスを放り込むと、抜け出した南野がヘディングで叩き込み、先制点を奪う。さらに直後の同11分、右サイドを突破したDF酒井宏樹マルセイユ)が鋭いグラウンダーのクロスを供給すると、走り込んだ南野が巧みなバックヒールで合わせ、ゴール左隅へと流し込んだ。

 また、ザルツブルクでも今季公式戦11試合6ゴールを記録しており、代表、クラブともに絶好調を維持している南野。リバプール専門メディア「リバプール・コム」は「ムバッペサンチョ、ニャブリ、そして南野。リバプールの2020年の補強リスト」と見出しを打って報じ、パリ・サンジェルマンPSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペドルトムントイングランド代表MFジェイドン・サンチョバイエルン・ミュンヘンドイツ代表MFセルジュ・ニャブリらビッグクラブで主力を張るワールドクラスに並び、南野も補強候補に名を連ねている。

 2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第2節のリバプール戦(3-4)で先発した南野は、1ゴール1アシストで欧州王者を追い込む活躍を披露したが、「メッシクリスティアーノ・ロナウドでさえも、南野ほどのインパクトは与えられなかった」と、要塞アンフィールドでのパフォーマンスに驚きを隠しきれない様子だった。

「あらゆる変化、突発的な役割や状況への適応能力は鍵となるスキルであり、前途有望な補強候補として目を光らせておかなければならない」と、南野への関心を継続する必要性を訴えていた。24歳とこれからピークを迎えようとしている南野にとって、ステップアップの機は熟したのかもしれない。(Football ZONE web編集部)

リバプール戦の南野のパフォーマンスは大きなインパクトを与えたようだ【写真:AP】