映画「マレフィセント2」が10月18日より公開。同作品は、アンジェリーナ・ジョリーが「眠れる森の美女」の美しき最強のヴィラン、マレフィセントを演じて“究極の愛”を描いた新たなる伝説を実写化。

【写真を見る】「娘から『ママ、(オーロラ姫の)このページ塗っていいよ!』って言われて、一生懸命オーロラ姫の色を塗ったりしてます(笑)」と語る上戸彩

永遠の眠りから覚めたプリンセス、オーロラ姫とフィリップ王子の結婚は人間と妖精との間に和平をもたらし、世界を幸福に導くはずだった。しかしその婚礼には、真実の愛によって母と娘のように結ばれたマレフィセントとオーロラ姫の絆を引き裂き、妖精界を滅ぼそうとする恐るべき罠が隠されていた…というストーリー。

今回、日本語吹替版でオーロラ姫を演じる上戸彩にインタビューを行い、前作に引き続き同役を演じる心境や、母と娘の愛を描いた同作の感想などについて語ってもらった。

――5年ぶりに再びオーロラ姫を演じられると聞いた時の感想は?

「まず、大好きな作品の2作目が制作されるという喜びが大きくて、そこに自分が付いていったような感覚でした。まさに今自分の娘が(ディズニーの)プリンセスブームで、毎日プリンセスの塗り絵を一緒にやったりシールを貼ったりしていることに、オファーをお受けしてから気付くという…(苦笑)」

――お母さんがオーロラ姫というのはすごいですね!(笑)

「娘から『ママ、(オーロラ姫の)このページ塗っていいよ!』って言われて、一生懸命オーロラ姫の色を塗ったりしてます(笑)。あと、マレフィセントのカチューシャをいただいたので、それで一緒に遊んだりと、仕事から家に持って帰るというよりも、元々家にあるものに仕事で携われるという喜びはすごく大きかったです」

■ 「せりふに込められた感情をそのまま表現しました」

――前作から成長したオーロラ姫を演じるに当たって意識されたことは?

「前作ではマレフィセントに甘える子供っぽいイメージがあったのですが、今作では自分が女王として妖精たちを守らないといけない立場ということで、せりふ自体に成長がにじみ出ていて言葉の中に説得力があったので、声で何かを意識したというよりもせりふに込められた感情をそのまま表現しました」

――作品をご覧になって、ご自身が母親になったことで今作を見る目線などに変化はありましたか?

「前作ではオーロラ姫目線でしか作品を見ることができなかったんですけど、今作はどちらかというとマレフィセント側の目線で見ていましたね。『オーロラ姫! マレフィセントの気持ちを分かってあげてよ~』『マレフィセントかわいそう』って思っちゃいましたし、マレフィセントに感情移入していましたね(笑)」

――共感した部分は?

「私も“血のつながりを超える家族の究極の愛のかたち”というものは絶対にあると思うし、それこそが強く太い絆だなって改めて感じました。そういった部分を私生活で感じているアンジェリーナ・ジョリーさんだからこそマレフィセントを演じられることができるんだろうし、見る側も彼女のバックボーンを感じながら役を見る部分もあると思うので、そこがマレフィセントの強さや作品の奥深さにつながっているなと思いました」

――今作で一番印象的だったシーンは?

「クライマックスは思わず胸にくるものがありましたね。あと個人的に、アンジェリーナ・ジョリーのすごくチャーミングなシーンがいろんなところにちりばめられているのが好きでした。彼女のああいったコミカルなお芝居ってなかなかないですし、“子供と見る時のための楽しさ”のためにやっているような気がして、見ていてほほ笑ましかったし、面白かったので」

――最後に作品をご覧になる方にメッセージをお願いします!

「本当に期待を裏切らないと思います! おとぎ話なんだけど、男性も楽しめるカッコ良さもあって、女性としては母性をくすぐられる内容ですし、スケール感もパワーアップしていますし。私も試写で見た時に『DVDを借りて家で見るのではなく、映画館で見られてよかったな』って思いました。この映画は大きいスクリーンで見るからこそよりカッコ良さを感じられるので、ぜひ映画館に足を運んで大きいスクリーンで見ていただけたらと思います」(ザテレビジョン

日本語吹替版でオーロラ姫を演じる上戸彩