中国の新興スマートフォンメーカーとして数年前にブームを巻き起こした小米(シャオミ)だが、これまで日本には本格的に進出していなかった。その間、OPPOなど別の中国新興メーカーが日本進出を果たしたが、今やスマート家電ブランドに発展した小米もついに日本進出を思わせる動きを見せ始めたようだ。

 中国メディア・東方網は17日、小米が先日ツイッター上で日本向けの公式アカウントを開設したことを報じた。

 記事は、同ブランドが9月20日にツイッターの日本向けアカウントを開設し、「こんにちは#はじめてのツイート」とつぶやいたことを紹介。これまでの同社のアクションと合わせて考えると、「小米が間もなく日本市場に大規模参入することを示している」と伝えた。

 そして、日本でも「シャオミ」の名前が知られるようになった当時から数年の発展を経て、同ブランドはすでに単なるスマートフォンメーカーから脱却し、生活のあらゆるシーンに関するスマート製品を作りだすようになったと紹介。そのリーズナブルさと物の良さで、中国のみならず東南アジア市場で多くのユーザーを獲得しているとした。

 そのうえで、同ブランドのシンプルで実用性を追求したデザインは、現代の日本のスタイルにマッチしたものであり、スマートフォンよりもスマート家電製品や生活用品にウエイトを置いた日本市場開拓を進める可能性があることを伝えている。

 記事は、日本のスマートフォン市場は保守的であり、すでにファーウェイZTEOPPOといったメーカーが参入しているものの、大々的なPRにもかかわらず、既存の市場の構図を崩すことが難しい状態にあると紹介した。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

ついにシャオミも日本進出か、ツイッターで日本向けアカウント開設=中国メディア