一体型VRヘッドセットOculus Quest(オキュラス クエスト)に、システムアップデートが配信されました。映像のキャスティング(ミラーリング)機能の強化が実施され、対応するデバイスの増加や、映像遅延の改善などが行われています。
Chromecast搭載テレビにも対応
今回のアップデートによって、Oculus QuestはChromecast v1、Chromecast v2、Google Nest Hubのほか、Chromecastを内蔵したテレビへのキャスティングに対応しました。これまでQuestがサポートするストリーミングデバイスはChromecast v3、Chromecast Ultra、NVIDIA Shield テレビの3種類に限定されていましたが、より多くのデバイスへのキャスティングが可能となります。
アップデート後のキャスティングをテストした米メディアUploadVRは「長期的な利用感はまだ判断できない」としつつも、「キャスティングの品質は更新前と比較して向上し、遅延なども発生しなかった」と評しています。なお同メディアによれば「Lenovo Smart Display」へのキャスティングは、(原因は不明ながら)上手くいかなかったとのこと。
Oculus Questから直接キャスティングが可能に
キャスティングの開始方法にも改善が加えられました。これまではキャスティングを行う際に、外部端末(スマホなど)のOculusアプリを使う必要がありましたが、今回の更新によってVRヘッドセット側から直接キャスティングがスタートできるようになりました。
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