国際ピアノコンクールを題材とした映画『蜜蜂と遠雷』の公開や、この夏ロシアモスクワで開催された「チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門」において日本期待の若手ピアニスト藤田真央が見事第2位入賞を果たしたことも相まって、音楽コンクールへの関心がにわかに高まっている。この機会に実際のコンクールに立ち会って、その緊張感を味わいたいと思った方にぴったりな「日本音楽コンクール」の本選が目前だ。

日本国内で最も権威が高く、“若手音楽家登竜門”に位置づけられる同コンクールのスタートは1932年。現在国内外で活躍する音楽家の多くがこの歴史あるコンクールから巣立っているだけに、未来の巨匠が世に出る瞬間を目のあたりにできる絶好の機会とも言えそうだ。特にオーケストラとの共演によって競われる本選の注目度は高く、コンサートとは一味違う緊張感や喜怒哀楽によって、会場全体が独特の雰囲気に包まれる。

まさに映画『蜜蜂と遠雷』同様、予選を勝ち抜いてきた強者達のステージは、それ自体がドラマティックだ。

コンクール概要
「2019年度 第88回 日本音楽コンクール 本選」東京オペラシティ コンサートホール
10月23日(水)17:00 フルート部門
10月24日(木)17:00 オーボエ部門
10月25日(金)17:00 声楽部門(オペラ・アリア)
10月26日(土)16:00 ピアノ部門
10月27日(日)15:00 バイオリン部門

コンクール詳細:http://oncon.mainichi-classic.jp/index.shtml

日本音楽コンクール