10月17日、東京・NHKホールで「第19回 虹の架け橋 まごころ募金コンサート」が開催された。「まごころ募金コンサート」は平成13年に発生した三宅島大噴火による被害に対する支援をきっかけとして、「音楽を通して被災地の皆さまを元気づけ、励まそう」という趣旨でスタートしたチャリティーコンサートスタートして以来、災害救援と環境保全をテーマに、賛同する演歌・歌謡曲の歌手の協力のもと、継続して行われてきた。

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19回目となる今回のテーマは「Music Saves The Earth(音楽は地球を救う)」。氷川きよし坂本冬美、伍代夏子をはじめ、山田太郎、山内惠介、新妻聖子、北島兄弟(北山たけし、大江裕)、森山愛子、秋元順子、松川未樹、入山アキ子、城 南海、みちのく娘!、辰巳ゆうと、一条貫太、門松みゆき、二見颯一、彩 青の19組の歌手が出場。そして第10回から司会を務めている徳光和夫と藤原紀香の二人が今回も司会を担当した。

本番直前、出演者たちが囲み取材に応じた。氷川きよしは「被害に遭われた皆さんに心からお見舞い申し上げます」と、台風15号と19号で被災した方々に向けての言葉を贈った。また「ニュースを見ているだけでも恐ろしいなと感じました。お亡くなりになられた方、行方不明になられた方のご家族のことを考えると胸が痛くて…」と神妙な表情で語り「でも、自分たち歌手は、歌を届けることで少しでもお役に立って、皆さんが元気になってくださったらいいなと深く思っています」と力強く話した。

坂本冬美は「チケットを買ってお越しいただくお客様のおかげで私たちが歌うことができます。ひとりでは小さな力かもしれませんが、こうして大勢が集まると大きな力になると信じております。一生懸命、真心をこめて被災された方々に届くように歌わせていただきます」と、伍代夏子も「すぐにでも被災された皆さんのところに飛んでいきたい気持ちです。でも、役に立たないのもわかっていますので、せめて歌声で皆さんの励みになればという思いで歌わせていただきます」と、それぞれの想いを伝えた。

徳光和夫は「“天災は忘れた頃にやってくる”という言葉が死語になってしまったなと思うぐらい、立て続けに災害がありました。三宅島被災地支援から始まりました『まごころ募金コンサート』ですが、本来ならこういうコンサートは開きたくないんです。でも、復興の道の中で、歌声がこれほどまでに役立つのかというのを、司会者としていろんな方にお話を聞いてわかりました。今回、一歩でも半歩でも前進できるように、被災された方たちに歌声を届けたいと思います」と司会という立場からのメッセージを贈った。

そして、もうひとりの司会者・藤原紀香は、今回のコンサートの中で没後30年を迎えた美空ひばりの楽曲が多く歌われることを受けて、「歌手の皆さんが、助けを求められている方々、被災された方々に“思いよ、届け!”と、“ひばりソング”に想いを込めて一丸となっています。ひばりさんが御存命だったら、先頭に立って『よし、行くよ!』って音頭をとってらしたと思うんですね。今日もきっとひばりさんが見ておられると思いますので、お客様と共に、そして歌手の皆さまと共にやっていきたいと思います」と意気込みを語り、出演者みんなの士気を高めた。

コンサートは、それぞれの代表曲や最新曲のほか、「りんご追分」「愛燦燦」「川の流れのように」「真赤な太陽」といった美空ひばりの楽曲も歌唱。最後に全員で歌った「ふるさと」を含めて全37曲を披露した。

このコンサートの模様は11月3日(日)午後7時30分からNHK-BSプレミアムで放送されることが決定している。(ザテレビジョン

「第19回 虹の架け橋 まごころ募金コンサート」が開催された