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 先日、イラン陸上地上部隊(NEZAJA)が公開したHeidar-1プロジェクトによって、「ネットワーク連結式の対人・対装甲車両スマート無人地上車ロボット」の存在が明らかになった。

 NEZAJAツイッターに投稿した画像と動画には、2本のアンテナカメラが搭載された6輪車両が映し出されている。

 この無人車両ロボットには6種類のバージョンがあるようで、戦車の下に潜り込み自爆することが想定された移動式対戦車地雷とでもいうべきタイプや、上部にアサルトライフルを搭載したタイプなどが確認できる。

 またドローンと連携することで、空中からカメラが捉えた画面を見ながらターゲットを指定するといったこともできるようだ。

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中東に広まる無人兵器

 中東では遠隔操作式の無人車両はすでに珍しいものではなくなっている。イスラム国をはじめとする非国家組織ですら、市場に流通している部品から自前の無人車両を開発しているのだ。

 遠隔操作式兵器のコンセプト第一次世界大戦にまでさかのぼることができ、当時フランス軍が無線操作式の俗にいう「陸上魚雷(torpille terrestre)」を使用。

 さらに第二次世界大戦ではナチスも、「ゴリアテ」なる有線で遠隔操作できる軽爆薬運搬車両を製造した。

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英軍に鹵獲されたゴリアテ public domain/wikimedia

さっと忍び寄りターゲットを攻撃


アメリカ、海軍分析センターのアドバイザー、サミュエル・ベンデット氏がC4ISRNetに語ったところによると、Heidar-1はイランが初めて公にした武装無人地上車両であるそうだ。

 「小型であることを考えると、さっとターゲットに忍び寄り活動するのかもしれない」とベンデット氏。

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目標車両に後ろから忍び寄り自爆するHeidar-1

 また「ネットワーク化」されていることを指摘し、ある程度の自走機能も備えているだろうと同氏は推測している。ただし、公開されたプロトタイプについては、あくまで遠隔操作式の車両である。

written by hiroching / edited by parumo 全文をカラパイアで読む:
http://karapaia.com/archives/52283634.html
 

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