オービックビジネスコンサルタントOBC、和田成史社長)は、JBCCホールディングス(東上征司社長)の事業会社でJBグループのオリジナルソリューション開発会社であるJBアドバンスト・テクノロジー(JBAT、藤岡英二社長)と協業し、奉行クラウドとさまざまなサービスとのAPI連携の開発負荷を大幅に軽減する「奉行クラウドApp Connect」の提供を、10月18日にパートナー向けに開始した。

オリジナルで読む



 奉行クラウドApp Connectは、JBATが開発・運用するデータ連携クラウド基盤「Qanat Universe」を活用し、API連携プログラムを提供するもの。通常、業務システム間のAPI連携を実現するためには、互いのAPIの間をつなぐ連携プログラムの開発が必要となる。これは、業務サービスを提供する企業にとって負担となり、連携を進めるうえで足かせとなっていた。

 今回のAPI連携プログラムの提供により、パートナー企業は自社で開発を行うことなく最短2週間で奉行クラウドとの連携を実現できる。また、API連携ではなくCSVデータ連携を前提とした業務サービスとの連携にも対応する。

 奉行クラウドApp Connectの提供で、パートナー企業が提供する40を超える業務サービスと奉行クラウドとの連携を実現した。また、OBCでは奉行クラウドのラインアップ拡充に伴い、従来の奉行シリーズのユーザーを中心に、オンプレミスでの業務システムのクラウドへの移行(Up toクラウド)を支援していく。

 19年内をめどに、業務生産性の向上を目指す日本の中堅中小企業とパートナー企業の双方にとって価値のあるコミュニティーの構築を目指す。コミュニティーの構築により、奉行クラウドApp Connectを活用するパートナー企業のビジネス機会の拡大を支援する。また、奉行クラウド対応のAPI拡充を予定しており、奉行クラウドApp Connectを通じて200を超える業務サービスとのAPI連携の実現を目指し、奉行シリーズの販売の如何を問わず、連携を希望するパートナー企業をさらに募集していく考え。

API連携プログラム「奉行クラウドApp Connect」を提供