頭皮は○○より臭いって!?あなたの知らない頭皮のアレコレ
頭皮は○○より臭いって!?あなたの知らない頭皮のアレコレ

多くの人が髪の毛について悩んだことがあると思いますが、頭皮についてあまり良く知らないという方が多いのではないでしょうか?

髪の悩みを解決するためにも、頭皮のことを良く知ることが解決への近道になるかもしれません。

そこで今回は、頭皮についてあまり知られていない3つの事実についてご説明します!

まずは、頭皮に出来るシミやそばかすについてです。

頭皮とメラニン色素の関係性

「メラニン」と聞くと、シミの原因という悪いイメージがあります。

でも、本当は私たちの肌を紫外線から守ったり、髪の毛に色を付けてくれる大切な存在です。

私たちの髪の毛は、最初から黒や茶色で生えてくるわけではありません。

生まれたての髪の毛(うぶ毛)には、色が付いていません。

生まれたての白い髪の毛は、伸びるにつれて色付いてきます。

この色を付ける役目をするのが、「メラニン色素」です。

メラニン色素は、頭皮の毛根部分の一番下にあるメラノサイト(色素生成細胞)という細胞が作ってくれます。

私たちの髪の毛が黒や茶色に色付いているのは、このメラニン色素のおかげです。

どうして頭皮にもシミやそばかすはできるのか

頭皮にもシミやそばかすはできるの?

頭皮も顔や体と同じ仕組みで、紫外線の刺激を受けると皮膚を守るためにメラニンが作られます。

メラニンを作る事で、肌が炎症を起こしたり皮膚癌になるのを防いでくれています。

頭は体の一番上にあるため、紫外線を浴びる量も一番多くなりますが、髪の毛があることで紫外線から頭皮を守ってくれます。

しかし、加齢やストレス等が原因で髪が少なくなった人や、短髪の人の場合、頭皮を紫外線から守る髪の毛が少ない分、紫外線を浴びる量が増えてしまいます。

紫外線を浴びる量が多いと、メラニンも多く作られます。

頭皮や肌にメラニンが作られても、通常は古い細胞と共に押し上げられアカとなって剥がれ落ちます。

これが肌のターンオーバーです。

しかし、紫外線をたくさん浴びてしまうと、たくさん作られたメラニンはターンオーバーによって排出しきれず、肌に残ってしまいます。

また、加齢やストレス等が原因で肌のターンオーバーのサイクルが遅くなっても、メラニンが残ってしまいます。

その結果、シミやそばかすができてしまうのです。

対策改善方法

シミやそばかすの対策改善方法としては、次の3つを実践しましょう。

紫外線を浴びる量を減らす

原因となるメラニンが作られる量を減らすため、紫外線を浴びる量を減らします。

日傘をさしたり帽子を被る、また日焼け止めスプレーを使うことでも効果があります。

ターンオーバーの周期を正常化する

シミやそばかすができてしまっても、それを排出してくれるよう、ターンオーバーの正常化を促しましょう。

バスタイムにゆっくり頭皮をマッサージすると血行が促進され、ターンオーバーも促されます。

また、ストレスはターンオーバーの周期を乱す原因にもなります。

バスタイムにゆったりくつろいだり、就寝前にヨガをする等、毎日ストレスを溜めない工夫しましょう。

ビタミンCを多く含む食品を摂る

シミ対策と言えばビタミンCが良いことは、知っている方も多いと思います。

メラニンの生成を抑えて、シミやそばかすを改善してくれたり、メラニンの色を薄くする効果があります。

1日数回に分けて、食品で摂るのがベストですが、難しい時はサプリメントで補いましょう。

顔に出来てしまうシミやそばかすが、頭皮にも出来てしまうなんて驚きですよね。しっかり対策をすれば予防が出来るので、普段から心がけたいところです。

続いてご説明するのは、汗についてです。頭皮に悪影響を与える汗があることをご存知でしょうか?

主に暑い時にかく汗ですが、「緊張する時に出る汗」が頭皮に良くないんです。

緊張した時になぜ汗が出るのか

緊張した時に出る汗は頭皮に良くないの?

緊張すると汗が出てしまうのは、「心拍数の上昇」や「血管や筋肉の収縮」といった体の変化が原因になっています。

これらの現象が起こると、血行が悪化したり血圧が上がったりと、血管に大きな負担が生じます。

このことが発汗に繋がります。

緊張すると「心拍数の上昇」や「血管や筋肉の収縮」が起こるのは、自律神経が深く関わっています。

自律神経には交感神経と副交感神経があります。

交感神経は緊張に関わる神経で、副交感神経はリラックスに関わる神経になっており、お互いにバランスを取っています。

しかし極度の緊張状態になると、このバランス状態が崩れてしまい、交感神経が優位になります。

結果、「心拍数の上昇」や「血管や筋肉の収縮」が起こり、発汗へと繋がるのです。

緊張した時に出る汗はなぜ頭皮に良くないのか

緊張した時に出る汗は、体温が上昇した時に出る汗よりも頭皮環境を悪化させます。

緊張時の汗が通常の汗と異なるところは、「皮脂の分泌量が多い」「乳酸の含有量が多い」という点です。

皮脂の分泌量が多い

自律神経のバランスが崩れ交感神経が優位に立った状態は、男性ホルモンが多く分泌されています。

そのため皮脂の分泌量が増加します。

皮脂は雑菌の餌になるため、頭皮に雑菌が繁殖しやすくなります。

そのため頭皮の環境が悪くなり、かゆみや炎症が出やすくなります。

乳酸の含有量が多い

通常の汗には、乳酸はあまり含まれていません。

しかし緊張状態でかく汗には、乳酸が多く含まれています。

緊張時の汗の臭いがきつく感じられるのも、この汗に含まれている乳酸が大きな要因になっています。

また乳酸は悪臭だけではなく、皮脂同様に頭皮を雑菌が繁殖しやすい状態に変化させます。

対策方法

このような緊張時の汗によって頭皮の環境を悪化させないためには、「こまめにシャンプーする」ことと、「頭皮の通気性をよくする」ことが大切になります。

こまめにシャンプーする

緊張時の発汗によって頭皮環境が悪化しても、シャンプーをすれば頭皮をキレイな状態に戻すことが出来ます。

頭皮の環境悪化による頭皮トラブルが出る前に、シャンプーリセットしてあげましょう。

頭皮の通気性をよくする

雑菌は湿度が高い環境ほど繁殖しやすいです。ですので頭皮の通気性を良くして、湿度を下げましょう。

帽子をかぶった状態や、スタイリング剤で固めた状態などは、頭皮の通気性が悪くなるため避けましょう。

緊張したときにかく汗が、頭皮に悪影響を及ぼすことがお分かりいただけたかと思います。

最後に、気になる頭皮のニオイについてご説明します。

頭皮のニオイの実験

頭皮のにおいはサンマ以上!?

頭皮ケアシャンプー「スカルプD」などを展開しているアンファー株式会社が発表しているデータで、衝撃のものがあります。

20~50代の男女500名を対象に、頭皮のニオイの実験を実施。

臭気測定器を使って、ザリガニサンマ、ネギなどのニオイと、シャンプーをした約24時間後の頭皮のニオイを計測し比較しました。

20~30代の女性の頭皮のニオイの平均値は“59”。

他のサンプルでは、以下のような結果に。

納豆・・・430
ネギ・・・72
サンマ・・・44
アメリカザリガニ・・・10

なんと!!
私たちの頭皮はあのサンマを上回るニオイを発していたのです!

なんともショックな結果ですが、このニオイはどこから来るのでしょうか。

頭皮のニオイと食べ物の関係

頭皮のニオイは、頭皮の汗と皮脂が混ざり酸化したもの。

頭皮は体の中でも皮脂の分泌量が多く、ニオイが発生しやすい部分なんです。

そこに食べ物の影響が加わることで、皮脂分泌がより盛んになり、ニオイが強くなってしまうのです。

下記のような食べ物を好む人は要注意!

・ケーキやアイスなどのスイーツ
・スナック菓子
天ぷら唐揚げ
ジャンクフード
・インスタント食品
・コンビニ食
・辛いもの
・アルコール
・肉中心の食生活

一度自分の食生活を見直してみましょう!

頭皮のニオイにはビタミンC

頭皮の皮脂が酸化してしまうと、においの原因に・・・。

酸化を抑えるためには、ビタミンCを意識して摂取しましょう。

ビタミンCは体内に残りにくく、すぐに体外に排出されてしまう栄養素

しかも、ビタミンCを含む食材は熱や空気に弱く、とてもデリケート。

例えば、大根をおろしてから20分ほどそのままにしておくと、約20%のビタミンCが失われ、ほうれん草を3分ほどゆでただけで、約50%ものビタミンCが失われます。

そこでおすすめなのがアセロラジュース!

ビタミンCレモンの約34倍含まれています。

アセロラジュースでビタミンCを効率よく摂取してみてはいかがでしょう。

頭皮環境が乱れているとニオイの原因になります。

食生活だけでなく、規則正しい生活習慣や頭皮クレンジング、丁寧なシャンプーでニオイ対策始めましょう!

シミ・そばかす、頭皮に悪影響な汗やニオイなど、頭皮について今まで知らなかったことを今回知ることが出来たかと思います。

これから一生付き合っていくことになる頭皮、キレイに管理して若々しい姿で過ごしたいですよね。

普段の日常生活からできることを今から始めて、健康な頭皮を保ちましょう!

普通の制汗剤って髪にも使えるの?