千葉大学環境ISO学生委員会の学生が、2019年10月17日に韓国で開催された「京畿道グリーンキャンパス国際フォーラム2019」において、千葉大学の学生主体の環境への取り組みについて発表しました。

  • 概要
千葉大学環境マネジメントシステムの運用を学生主体で行っている「環境ISO学生委員会」の学生とその教員が、韓国で開催された国際フォーラムに出席し、千葉大学の先進的な取り組みについて発表しました。

名称:京畿道グリーンキャンパス国際フォーラム2019(2019 Gyeonggi-do Green Campus International Forum
日時:2019年10月17日~18日
会場:Sungkyul University 聖潔大学(韓国・京畿道)
スローガン:No Plastic A Better WORLD!
主催:京畿道グリーンキャンパス協議会、聖潔大学
参加者:学生、大学関係者、環境活動家、市民など約200名
集合写真
オープニングの様子
内容:(1日目)基調講演、記念セレモニー、各国のグリーンキャンパス事例、学生セッション 
(2日目)成均館大学スタディツアー、博物館・文化ツアー

現地メディアの報道:
http://m.newsq.kr/news/articleView.html?idxno=15097
http://m.kyeongin.com/view.php?key=20191018010006242
  • 発表内容
京葉銀行とのecoプロジェクトについて説明している岡山特任助教
セッション1「Presentation of Green Campus Cases abroad」で環境ISO学生委員会の指導教員をしている岡山咲子特任助教が、千葉大学方式と呼ばれている学生主体の環境マネジメントシステムの経緯、仕組み、活動内容と成果、企業連携プロジェクト、環境マネジメント全国学生協議会の紹介と、学生委員会が実施した2つのプラスチック削減の取り組み(レジ袋を有料化して基金とするプロジェクトと、プラスチックストローの配布を廃止して紙ストローを有料化する実証実験)について紹介しました。他には、モンゴル国立大学や韓国女性環境ネットワークからそれぞれ事例が発表されました。
佐藤さんの発表の様子
セッション2「General Forum」では環境ISO学生委員会の佐藤朱里さん(文学部1年)が、学生委員会の活動の詳細について紹介しました。また、韓国からは京畿大学、国際大学、忠北大学の学生が、モンゴルからはモンゴル科学技術大学の学生がそれぞれ実施しているプラスチック削減の取り組みについて発表しました。セッションの最後には発表学生のディスカッションが行われ、会場からも沢山の質問がありました。特に、千葉大学の学生活動の単位化の仕組みに興味が持たれたり、学生が活動を続けるモチベーションについても質問がでました。
佐藤朱里さん
今回、このフォーラムに参加して、とても多くの刺激を受けることができました。特に印象的だったのは、韓国の学生が「プラスチックによる環境影響を減らしたい」という強い意志を持って、活動をしていることです。私たちは、どうして環境問題に取り組んでいるのか、どうして環境問題について取り組まなければいけないのか、再考しなければならないと感じました。
このような貴重で有意義な機会を与えてくださった関係者の方々、京葉銀行の皆様に感謝いたします。
ディスカッションで発言する佐藤さん
  • 京葉銀行による活動支援
このたびのフォーラムへの参加は、「千葉大学×京葉銀行ecoプロジェクト」(http://www.keiyobank.co.jp/ir/eco_project/)の一環で、株式会社京葉銀行様から千葉大学環境ISO学生委員会の活動支援としてご寄付をいただいたことにより実現しました。御礼申し上げます。
千葉大学において学生主体で環境活動を行っている学生団体。千葉大学がISO14001の取得に動き出した2003年に発足し、それ以後、大学の環境マネジメントの運営組織の一部としてEMSの運営を担ってきました。毎年1~3年生まで約200名が所属。内部監査員や環境報告書の作成のほか、エネルギー班、紙班、ごみ班、堆肥化班、学内緑化班、構内美化班、学外教育班、環境報告書班など、活動の内容に応じて20ほどの班や担当があり、環境負荷削減の意識啓発活動や、小中学校幼稚園への環境教育活動、緑化や堆肥化といった活動、エコグッズの作成など、幅広い活動を行っています。
また、2009年にNPO法人格も取得し、NPO法人としての活動も行っています。
NPO法人として、企業と協力して里山保全活動を行ったり、地域の学校へ環境出前授業を行ったりしています。
  • 本件に対するお問い合わせ先
千葉大学環境ISO事務局
kankyo-iso@office.chiba-u.jp
Tel:043-290-3572

配信元企業:国立大学法人千葉大学

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