ポルトガルサッカー連盟(FPF)は18日、元ポルトガル代表FWのルイ・ジョルダン氏が67歳で逝去したことを発表した。

心臓に問題を抱えていたジョルダン氏は18日、入院していたカスカイスの病院で息を引き取った。

当時、ポルトガル植民地だったアンゴラで生まれ育ったジョルダン氏は、1971年ポルトガル屈指の名門ベンフィカに加入。同じアフリカにルーツを持ち、スピードと得点力という共通点を持っていた元ポルトガル代表FWのエウゼビオの後継者として期待された中、1975-76シーズンにはポルトガルリーグの得点王を獲得した。

その後、ベンフィカの宿敵スポルティング・リスボンに移籍すると、1979-80シーズンに2度目のリーグ得点王に輝くなど、エースストライカーとして長年に渡って活躍。そして、1989年にヴィトーリア・セトゥーバルで現役を引退した。なお、ベンフィカとスポルティングは通算6度のリーグ優勝を経験していた。

1972年にデビューを飾ったポルトガル代表では通算43試合に出場し15ゴールを記録。1984年に行われたユーロ1984では準決勝のフランス代表戦で2ゴールを挙げるなど、同国の3位入賞に貢献していた。

なお、現役引退後にはサッカー界から離れて画家として晩年を過ごしていた。

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