明治安田生命J1リーグ第29節、北海道コンサドーレ札幌vsセレッソ大阪札幌ドームで行われ、1-0でC大阪が勝利した。

現在勝ち点40で7位につける札幌。10月はガンバ大阪との3連戦が行われ、4日に行われた第28節では0-5の大敗を喫したものの、その後のルヴァンカップ準決勝ではアウェイゴール差で決勝進出を決めた。相手よりスケジュール的な不利はあるが、5日前の試合からスタメン変更は2人のみとなった。

その札幌と勝ち点差6で6位につけるC大阪は、前節の鹿島アントラーズ戦の黒星で連勝が「5」でストップ。上位進出に向け負けられない今節は、その試合で負傷した丸橋に代わり舩木が起用されている。

まずは柿谷の仕掛けからCKを獲得したC大阪は4分、マテイ・ヨニッチのシュートが相手DFの広げた腕に完全に当たっていたが、PKを取ってもらえず札幌は命拾い。

だが、その2分後のC大阪の攻撃で右サイドを起点に中央に運ぶと、最後は奥埜の横パスを受けた柿谷がペナルティアークの外からシュートを突き刺しアウェイチームが先制した。

一方、なかなか攻め手がない札幌は16分に深井がボックスの外からミドルシュート。上手く枠を捉えたがGKの正面だった。そこから攻勢を強める札幌だったが、24分に宮澤が相手との接触で負傷。代わりにルーカスフェルナンデスピッチに立った。

前節同様に前半で交代を余儀なくされた札幌は27分に福森のFKがGKキム・ジンヒョンを強襲。さらに交代直後のL・フェルナンデスもシュートを放つなど、少しずつゴールに迫る。

しかし33分、最終ラインでのパスミスから一気にピンチに。思いがけないチャンスを迎えたC大阪は奥埜からパスを受けた水沼がフリーで流し込みにかかったが、相手に当たって枠を外れた。

ヒヤリとした札幌は後半に入って攻勢を強める。ボールを保持しながら試合を進め、53分にドリブルを仕掛けたL・フェルナンデスが相手に挟まれる形で倒れ込むが、ここは笛を吹いてもらえず。57分にはCKのこぼれ球をもう一度入れ直し、鈴木がヘディングシュートに繋げるも枠に届かず。

ポゼッションは許しながらも虎視眈々と追加点を狙うC大阪は75分にかけてシュートを重ねる。その中で、最終ラインのパスミスを拾ったソウザが前に運び、柿谷とのパス交換からシュートに繋げたが、ゴール上方を捉えた強烈なシュートはGK菅野のファインセーブに遭った。

その後は選手を入れ替えながらテコ入れを図る両チームだが、大勢は変わらない。1点を追う札幌は後半アディショナルタイムビッグチャンス。右からのクロスを鈴木が頭で合わせるも、相手の背中に当たって枠に飛ばなかった。

ここで試合終了。結局、前半の柿谷のスーパーゴールが決勝点となり、C大阪が勝利を収めた。

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