人は、失敗を通じて成長していく生き物。だからこそ子供や部下の失敗を認め、糧にさせることが教育の基本だが、そう感じない人もいるようだ。

Vineで一世を風靡し、「あげみざわ」などを若者の間で流行させたことで知られるkemio(けみお)が16日、自身のYouTubeチャンネルを更新。中学時代、部活動を強制的に退部させられたことを明かし、その理由に注目が集まっている。

■「コート禁止」校則のせいで極寒

「高校時代のことを語ってくださいってリクエストがインスタのDMでちらほらほらあみ~ってあったので、それを語り明かしたいと言うか、語りぶっ潰していきたいと思います」と、なんともらしい口調で切り出したkemio。中学時代に部活動を強制退部になった経験について明かしていく。

中学時代に太っていたことがコンプレックスで、陸上部にダイエット目的で入部したkemio。そんなある日、kemioは仲良しの女子友達と放課後、公園で過ごすことになったのだが、彼らの中学は校則でコートを着るのが禁じられていたせいで、極寒の状況に。

そこで考えた結果、落ち葉を集めて暖を取ることになるのだが、なかなか燃えず。

関連記事:青山テルマ&けみお、いちご狩りに「令和」替え歌熱唱… シュール動画に注目

■暖を取るため虫かごを燃やしたら…

すると、公園に虫かごが落ちていることに気づき追加。しかし、落ちていたと思った虫かごは小さな男の子のもので、その子の母親によって中学校に通報。程なくして、部活顧問を含む中学の教師がやって来ることになり、顧問から「次の日から部活には来なくていい」と言われてしまったという。

その後、部活を休み始めたkemioだが、陸上部の練習場所が校門の近くだったため帰るときに困り、顧問からも「お前、いつまで逃げてんだ!」と叱責される日々。なんとか解決したいと思ったkemioは、職員室に行って謝ろうとするのだが顧問はなぜか取り合ってくれず、「いつまで逃げてんだ!」との叱責だけが続く。

結果、顧問の意図はよくわからないまま、部活を辞めることになったそうだ。

■「そこまでしなくても…」 同情の声も

公園で他者の物を燃やしてしまうという過去の出来事を謝罪しつつ、部活顧問とのエピソードを語ったkemio。彼によると、もともと顧問とは仲良しだったが、その一件ですっかりこじれてしまい、卒業までほとんど話さなくなってしまったようだ。

風変わりな人柄が爆発したエピソードの導入に、教師との関係性の難しさを語った今回の動画には、「あのせっまい世界が自分のすべてだと思ってしまうよね学生時代って」「日本って失敗が許されない社会だと思う」「悪意はなかったんだから反省文と一定期間の部活停止で充分やのに」など、同情の声も多く寄せられた。

■日本は失敗に厳しい?

しらべぇ編集部では全国20〜60代の男女1,348名を対象とし、「失敗」に関する調査を実施した。調査の結果、「日本は失敗に厳しい国柄だと思う」と回答したのは全体の40.8%と判明した。

日本と失敗

一体、顧問はなぜそこまで強行的な態度をとったのだろうか。kemio自身は当時の顧問のことを一切悪く言っていないのがせめてもの救いだが、今でも当時のことを思い出すと胸が傷んでいる様子なので、理由が気になるところだ。

・合わせて読みたい→バレーボール部のコーチが部員に平手打ち 暴行の理由に非難殺到

(文/しらべぇ編集部・宝田洸太

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2016年2月19日~2016年2月22日
対象:全国20代~60代の男女1,348名(有効回答数)

kemio、中学時代の「部活強制退部」を告白 同情の声相次いだ理由は…