ユベントスで出場機会を失うジャン、CL登録メンバーからも外れる

 マンチェスター・ユナイテッドが来年1月に再開する移籍マーケットでユベントスからドイツ代表MFエムレ・ジャンを獲得する可能性が浮上している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。

 バイエルン・ミュンヘンの下部組織出身のジャンは、2014年から4シーズンにわたってリバプールプレー。昨夏にフリーでユベントスに加入していた。中盤センターを本職とする選手で、まだ25歳だが経験は豊富だ。

 しかし、イタリア2年目の今季はマウリツィオ・サッリ監督の下で出場機会の確保に苦しんでいる。ここまで先発出場はなく、リーグ戦3試合に途中出場したのみ。UEFAチャンピオンズリーグでは登録メンバーから外れるなど、受難の時を過ごしている。

 そんなジャンについて、プレミア12位と低迷するユナイテッドが獲得を検討していると報じられている。宿敵リバプールプレー経験のあるセンターハーフを1月に獲得する可能性が浮上。「スカイ・スポーツ」の記事によれば、ユベントスジャン放出に約3500万ポンド(約49億円)を要求するものと見られている。

 フランス代表MFポール・ポグバスペイン代表GKダビド・デ・ヘアなど主軸に負傷者が続出しているユナイテッド。今夏の移籍市場ではベルギー代表FWロメル・ルカクやチリ代表FWアレクシス・サンチェス(ともにインテルへ)を放出したことから補強のプライオリティーはアタッカー陣にありそうだが、果たしてジャンの獲得は実現するのだろうか。(Football ZONE web編集部)

ユベントスで受難の時を過ごしているジャン【写真:Getty Images】