明治安田生命J1リーグ第29節が19日に行われ、ヴィッセル神戸FC東京が対戦した。

 試合は開始早々に動く。6分、アルトゥール・シルバが右サイドからクロスを上げ、髙萩洋次郎が頭でそらすと、東慶悟にボールが渡る。東は体勢を崩しながら粘ってつなぐ。これを再び受けた髙萩が冷静に流し込み、FC東京が先制に成功した。

 さらにFC東京は10分、左サイドでA・シルバがボールを持つと、意表を突いて遠目からロングシュート。これがサイドネットに突き刺さり、追加点を記録した。

 勢いに乗ったFC東京は34分、ディエゴ・オリヴェイラのパスに反応した橋本拳人が右足ワンタッチでゴールネットを揺らして、リードを3点に広げた。

 後半に入り追いつきたい神戸はルーカス・ポドルスキを投入し、状況の打開を図る。ポドルスキは今年5月26日湘南ベルマーレ戦以来の出場となった。すると66分、コーナーキックをジョアン・オマリが頭で流し込み、意地を見せた。79分にはポドルスキがペナルティエリア手前から左足で豪快なシュートを放つが、GKに阻まれた。

 このまま試合は1-3で終了。リーグ戦で4試合ぶりの勝ち点3を手にしたFC東京は、同節で引き分けた首位の鹿島アントラーズと勝ち点で並んだ。次節、神戸はホームでベガルタ仙台と、FC東京はアウェイで大分トリニータとそれぞれ対戦する。

【スコア】
ヴィッセル神戸 1-3 FC東京

【得点者】
0-1 6分 髙萩洋次郎(FC東京
0-2 10分 アルトゥール・シルバFC東京
0-3 34分 橋本拳人(FC東京
1-3 66分 ジョアン・オマリ(ヴィッセル神戸

ヴィッセル神戸とFC東京が対戦した