トッテナムは19日、プレミアリーグ第9節でワトフォードと対戦し、1-1で引き分けた。

前節はブライトン相手にまさかの3失点完敗を喫したトッテナム。ここまでわずか3勝に留まり、厳しい前半戦を過ごしている。ブライトン戦ではさらに守護神のロリスがヒジを負傷し、年内の復帰は絶望的な状況に。加えてエリクセンが代表で負傷。今節はベンチ外となった。

開始早々の5分に、ウェルベックの負傷交代を余儀なくされたワトフォード。だがその1分後、最終ラインから右サイドへの大きな展開からヤンマートへボールが渡ると、グラウンダーで入れたクロスをドゥクレが合わせて先制。試合は意外な立ち上がりを見せる。

前節同様に早い時間帯での失点となったトッテナムは、ポゼッションこそ優位に進めるものの、相手のコンパクトな守備に苦戦。初シュートは23分、モウラから斜めにパスを受けたデレ・アリがワントラップからシュートに繋げたが、GKフォスターに止められた。

以降も攻めあぐねる時間が続く中で、38分にヴェルトンゲンが途中出場のデウロフェウをスライディングで引っ掛けてしまったが、VARでノーファウルと判定された。

ハインドを背負ったまま後半を迎えるトッテナムは、D・サンチェスを下げてソン・フンミンを投入。すると早速、49分にボックス右に侵入し、クロスバー直撃の強烈なシュートを放つ。

しかしその直後、カウンターで一気にピンチに。デウロフェウに左サイドを突破され、折り返しをR・ペレイラに押し込まれそうになったが、オーリエがブロックに入った。

その後も調子が出ないトッテナムは、何度も相手の決定機を許すが、ギリギリのところで失点を避ける。ケインに訪れたチャンスも、結局シュートを打てず時間だけが経過していく。

打開を試みエルホームチームはラメラとエンドンベレを投入。74分にそのラメラのクロスにデレ・アリが飛び込むが合わせられず。76分のケインのシュートもラメラのアシストからだったが、こちらはブロックに捕まった。

交代で流れを変えつつあるトッテナム。すると86分、右サイドからオーリエが入れたクロスに対し飛び出してきたGKフォスターがキャッチできずにファンブル。これに詰めたデレ・アリが難しい角度から押し込んで同点に追いついた。

しかし、トッテナムの反撃はここまで。なんとか黒星を避けられたものの、前節同様に低調なパフォーマンスが続いている。

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