ラ・リーガ第8節のアトレティコ・マドリーvsバレンシアが19日に行われ、1-1の引き分けに終わった。

公式戦6試合負けなしの4位アトレティコが、ホームに8位バレンシアを迎えた一戦。ミッドウィークチャンピオンズリーグ(CL)のレバークーゼン戦を控えるアトレティコは、前節のバジャドリー戦からスタメンを3人変更。2トップにジエゴ・コスタとモラタを起用した[4-4-2]の布陣で試合に望んだ。

一方、こちらもミッドウィークヨーロッパリーグ(EL)のリール戦を控えるバレンシアは、前節のアラベス戦からスタメンを1人変更。いつもの[4-4-2]ではなく、1トップはマキシゴメスを据えた[4-1-4-1]の布陣を採用した。

試合は立ち上がりから一進一退の展開となる。そんな中、アトレティコは18分に右クロスをファーサイドで受けたサウールジエゴ・コスタとのワンツーでマークを外しシュート。しかし、これはわずかにゴール右に外れた。

さらにアトレティコは、20分にモラタ、21分にジエゴ・コスタと立て続けにゴールに迫ったが、GKシレッセンの牙城を崩せない。

対するバレンシアは31分、敵陣でパスミスを奪ったチェリシェフがボックス手前から強烈なミドルシュートを放ったが、これはGKオブラクのセーブに阻まれた。

やや押し気味に試合を進めるアトレティコは34分、直前のプレーでモラタのクロスがチェリシェフの手に当たると、VARの末にPKを獲得。このPKをジエゴ・コスタがゴール左に決めた。

アトレティコのリードで迎えた後半は、1点を追うバレンシアが先にチャンスを作る。52分、パレホのロングスルーパスでボックス左に抜け出したマキシゴメス折り返しをチェリシェフがダイレクトで合わせたが、これはクロスバーを直撃。

一方、アトレティコは54分にトーマスとエルモソを下げてレマルトロージを投入する2枚替えを敢行。さらに73分には、モラタを下げてマルコス・ジョレンテをピッチに送り出し、早々に3枚の交代カードを切り終えた。

しかし、79分にアクシデント。パレホとボールを奪い合ったフェリックスが右足を捻るとプレー続行不可能となり、そのままピッチを後にした。

数的優位となったバレンシアは82分、バイタルエリア右手前でFKを獲得するとパレホのシュートが直接ゴール右上に突き刺さり、試合を降り出しに戻す。

さらに84分にも、パレホの強烈なミドルシュートがアトレティコゴールを襲ったが、これはGKオブラクの好セーブに阻まれた。

敵地で逆転勝利を狙うバレンシアだったが90分、アリアスの後方から危険なタックルを見舞った途中出場のイ・ガンインがVARの末にレッドカードを受け、退場。

結局、試合はそのまま1-1で終了した。パレホの芸術FK弾で逃げ切りに失敗したアトレティコは、リーグ戦3試合連続ドローとなった。

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