(monkeybusinessimages/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

大きな丸太を見つけ、すぐそばにある崖から「落としてみようぜ」と話し合った少年たち。しかし不運なことに崖の下には女性がおり、丸太の直撃を受け一瞬にして亡くなってしまった。

■少年たちの悪ふざけ

9月2日のこと、米オハイオ州で暮らす10代の少年ふたりが崖の近くでぶらついていた。

そのとき丸太があることに気付いたふたりは、約34キロもある丸太の移動に挑戦。10歳児ほどの重さがあるそれを「崖の下に投げ落としてみよう」と決め実行に至ったというが、真下に女性がいることにはまったく気づいていなかった。

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■女性が即死する大惨事

この日、崖の下付近の州立公園ではある高校の生徒写真が撮影されていた。担当していた女性カメラマン(44)は崖の真下にある洞窟付近でくつろいでいたところを猛スピードで落ちてきた丸太の直撃を受け、何が起きたのか気付くまもなく即死したという。

大変なことが起きたと気付きつつも、少年たちは怖くなり通報はできなかった。警察がすぐさま捜査を開始したものの、事故発生から1ヶ月ものあいだ、手がかりはまるでなかったという。

■少年らが殺人の容疑者に

何気ないイタズラで死者が出たことで苦悩していた少年のうち、ひとりが同級生に宛て「ヤバい事をしちゃった」という相談メールを送信。

それを知った何者かが通報し「あの子たちが関わっているのでは?」という疑惑が浮上したことで、少年ふたりが容疑者と断定され逮捕された。

■遺族の思い

現時点では「悪意はなかった」とみて捜査を進めている当局だが、女性があまりにも悲惨な亡くなり方をしたとあって、遺族の思いは複雑だ。

遺族はメディアの取材に応じ「アクシデントだったと理解はしているが、あの日に何が起きたのか把握したい」「このような事は二度と起きてほしくない」とコメントしている。

たまたま真下にいた女性は、少年たちの好奇心ゆえに帰らぬ人になってしまった。亡くなった女性には、4人の子供もいるという。

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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

約34キロの丸太を崖から落とした少年たち 直撃で女性カメラマンが即死